怠惰な日曜日

日曜日、目を覚ますと既に11時だった。

只今愛車が入院中につき釣りにはいけないのだが、折角なので溜まった家事と断捨離をすべく早起きしようと前夜11時にはベッドに入ったはずである。

前日11時間も寝てしまって我ながら唖然としたのだが、この日は12時間もの長きに亘り惰眠を貪ってしまったようだ。

洗濯機を回し、ベランダ修繕工事につき取り外していた網戸を戻し(作業はとても難航した)、室内に待避させていたベンチを定位置に戻し(非常に重くて難儀した)、軽く自己研鑽とベース練習に費やしたところで早くも陽が西に傾いてきた。

そういえばあれこれ忙しくて(という言い訳をして)気が付けば4週間も走っていない。

勘を取り戻すべく軽く走りましょう、と準備して多摩川の土手へ繰り出した。

最近恐ろしくて体重計に乗っていないのだが、このひと月で2kgは太ったのではないだろうか?着地するときに足裏にかかる衝撃が明らかに増している気がする。

そしてフォームが乱れているときに決まっておこる脛のつりも発症、10km走のつもりでスタートしたのに7kmでリタイア。何かを積み重ねる過程は時間がかかり、何かを失う過程は一瞬であるという普遍的な事実を再確認した。

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ああ、駄目だ駄目だ。
俺は駄目な人間だ。
太宰が舞い降りてきたかのような強烈な自己否定、夕陽が目に染みる。

しかし帰宅後暫くして、目に染みたのは夕陽ではなく花粉だということが判明した。

目、鼻、大発作。

苦難の人生は続く。