2月

風をきってなぜに 向かって走る
冷たい風の中 目を細めて
映画の中に映る 場面のような
照らす光はなく ぼんやりあわく


なぐさめ合う わけでもないし
ただ夜も ぼくも一人で
今を生きぬくため


できすぎの姿に あこがれもなく
バカな話しの中 すれちがう夜
ひえた手を握って 息も白くて
影は語らずに やがてブルーへ

今を生きる それがやっとで
何に向かう 何を語る
今を生きぬくために

なぐさめ合う わけでもないし
ただ夜も ぼくも一人で
ブルーにつつまれる

2/February 親愛なるアレックスさんへ/bloodthirsty butchers



1月は行く。
2月は逃げる。
3月は去る。

と申します。

確かに1月はあっという間に行ってしまった。
どうせ2月もすぐに逃げるのだろう。

万物流転、諸行無常、盛者必衰。

しかしこの恐ろしいまでに孤独な曲は、20年の長きに亘り私の傍にある。

人生とはある意味で並走者の居ない孤独な疾走だが、同じ孤独を抱えた者同志のみが見える景色がある。

と私は信じている。