ベトナム放浪記・・・1/2

寝不足の解消とばかりに8時間以上惰眠を貪ってしまった。

ダラダラと起き、シャワーを浴び、簡単に身支度を整えたら食堂へと降りて朝食へ。

そうそう、このホテル、ハノイ到着後空港から直接やってきたのだが、空調の故障ということで系列のホテルに強制移動となった。
そのお詫びということで、ハロン湾から戻った私には無償アップグレードという特権が与えられていたのだ。

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一泊3000円そこそこでこんな部屋にしてもらってかえって恐縮である。

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朝食もとても美味しい。
元フランス植民地というお国柄か、特にフランスパンはうっとりするような旨さだ。

服の洗濯をフロントに頼んだら、さて、市内観光に繰り出そう。

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こちらフランス統治時代にベトナム人政治犯を収容したというホアロー収容所。
当時の施設の一部が博物館としてそのまま展示されている。
余りにも凄惨な過去である。

隈無く見て、解説も一通り読んだのだが、詳しい記述はここでは避けて胸の奥に刻むことにする。
歴史を学ぶことの重要性を再認識したというに留めよう。

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ベトナム戦争時代はベトナム軍によって米兵の捕虜収容施設として利用されいたそうで
、かつての共和党大統領候補であったジョン・マケイン上院議員も収容されていたという由緒ある(?)施設だ。

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ちなみにこの日は月曜日、主だった博物館なり施設は休館のところが多く、消去法的観光を続けた。

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女性博物館。

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文廟。
10世紀後半から700年余りに亘りベトナム初の大学としても機能していたこちらの寺は、いわゆる孔子廟である。
孔子廟は台湾にも至る所にあるけれど、感動したことが一度も無いというのが正直なところ。

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ちなみに卒業生の名が刻まれているというこの亀の石碑全82体は世界遺産らしいですよ。へえー。

沢山歩いたので昼飯は2回。

一旦ホテルに戻り、翌日のプチ遠征をホテルの女性スタッフ(あまり可愛くないがとても感じが良い)に相談しつつ決め、部屋で一休み。しかる後に水上人形劇を見に行くもなんと当日券は全て売り切れであった。人気あるんですね。

仕方なく目についたバーに入りビールを飲みながら読書。
21時までハッピーアワーという太っ腹、生ビールも瓶ビールも一杯(一本)3万ドンである。
3万というと高そうだが、この極悪円安レートでも160円ぐらい。

一人旅の気楽さ故に余りにも怠惰で無計画な旅だが、私にとってビールが安い国とはパラダイス以外のなにものでもない。

ゆっくりと夜が更けていく。