若鯱家中日ビル店

唐突に山本屋の味噌煮込みうどんが登場したことでお分かり頂けると思うが、名古屋である。
遊びではない。
仕事である。
出張である。

弊社がブランチを置く札幌、名古屋、大阪、福岡の4都市で、個人的に最も楽しくないのが名古屋である。

10回以上は余裕で行っているのだが、楽しい記憶が全く無い。
プライベートで行ったこともなければ、出張のついでに観光したこともなく、大まかな街の地図すらも全く頭に入っていない。

他の三都市に比べると、食べ物で感動した経験が極端に少ないことが最たる理由かと思う。

そりゃ蓬莱軒のひつまぶしは旨いけど、気軽に食える価格じゃない。

日曜日、ホテルの朝食をパスして美味しいB級グルメを求めて栄の中日ビルへ。

おっと、驚いたことに山本屋は大行列。

ここをパスしてカレーうどんの若鯱家へ。

関東にも出店しているそうだけど、愛知、岐阜、三重に展開する由緒正しき地場チェーンである。

メニューを見るとオススメのカレーうどんきしめんはあるのだが、カレーきしめんというメニューはない。

地のものフェチのワタクシ、カレーうどんの麺をきしめんに変えられないかと尋ねると、あっさりOK。

ビールを飲みながら着丼を待ちます。

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カレーきしめん、天むすセット。
いやー、なんとも魁力的な、否、魅力的なヴィジュアルじゃあないですか!

まずはスープを一口。
凄まじい粘度である。カレーライスのソースだって、これよりサラサラしているのはいくらでもある。

次いで麺を引きずり出すと、
「熱いっ!」
異様な熱さ、猫舌諸兄なら即死必至の破壊力だ。

火傷しちゃったよ。

でもこのB級感、そしてそこそこの満足感、これぞ正しい地場チェーンの在り方、例えていうなら北海道の「みよしの」みたいな感じだろうか?

私と名古屋との心の距離が、ほんの少しだけ縮まった気がした。