大槻ケンヂ・・・ムルギー(渋谷)

修理に出していた携帯が戻ってきたとの連絡を受け、会社を抜け出し渋谷へ。

ついでに喜楽で「もやしワンタン麺」でも食べようと百軒店へ向かうも営業していない。
そうか、この店は水曜日が定休日であった。
最近歯車の噛み合わない生活が続いている。

返す刀で至近にあるカリーのムルギーへ。

この店、学生の頃に読んだ大槻ケンヂのエッセイで存在を知り昔々に何度かお世話になったけど、学生時代の印象ではコスパが悪かった記憶が強く、20年近いご無沙汰である。

オーダーは勿論卵入りムルギーカリー。
大槻ケンヂのエッセイではムルギーカレー卵入りと書かれていたような気もするが、別に確かめるまでもない。

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特徴的な盛り方のムルギーカリー。
味も特徴的。
特別辛いわけでも、特別スパイシーなわけでもないのだが、沢山の何かが長い時間をかけて煮込まれたような、とんでもなく奥深いコクがある。

そして水分少な目でパラッと炊かれたライスはカレーソースとの相性が抜群。
日本人は時として「ご飯ふっくら信仰」が強すぎるように思う。暑いタイを旅している時に食べる、スパイシーで汁気の多いおかずとパラッとしたタイ米の組み合わせは、えもいわれぬ満足感がある。あれですよ、あの感じ。

カレー1050円、頼まなかったけどビール小瓶600円、やはりコスパは悪いけど、ここでしか味わえないカレー、たまに食すのも悪くないと思った。