辛拳麺・・・蒙古タンメン中本品川店
仕事で凄まじく帰りが遅くなり、翌日は時差出勤。
早寝早起きを信条とするパンク・アングラーの受難の日々は続きます。
シャキッとするようなブランチでも摂ってから会社に行くべと途中下車して向かうは開店前の蒙古タンメン中本品川店。
勿論ポールポジション。
そして5分後、開店と同時に店内へ。
何を頼むか考えてなかったけど、ノリとデキゴコロで限定コラボ商品の辛拳麺(しんけんめん)というダサいネーミングの麺をいってみた。
猛烈な二日酔いを緩和する為に魔法の飲み物を頂いたことは会社には内緒であります。
こちらがそのダサいネーミングの辛拳麺。
要は北極スープに麻婆を加え、刻み唐辛子を乗せたもの。
北極スープと麻婆の組み合わせを冷しメニューで頂けるのはなかなかよい。
しかし余計なのが麺とスープの双方に乗っている刻み唐辛子た。
一味唐辛子のようなコクとは無縁でただ辛く、時に苦味すら感じる刻み唐辛子のトッピングは、「旨辛」という中本本来の概念とは相容れないスパイスなのではないだろうか?
逆に言えばトッピングの刻み唐辛子を抜けばかなり旨い一品に生まれ変わりそうではある。
最近のコラボ商品の多発は、個人的には飲食店の本質を忘れた迷走にしか見えない。商売人の血をたぎらすよりも、職人の血をたぎらせて欲しいものだと思う。
本質は細部に宿る。
本質は姿勢に現れる。
辛拳麺以上に辛口な文章になってしまった気がしないでもないけど、これも愛ゆえ。
中本の中の硬質な部分だけを愛して、今後も通うつもりではある。