正午より魂の仕事が入っていたある日、戦に備えてガッツリと朝食を摂っておこうと通勤途中に有楽町の新角へ。
オーダーはいつもの卵カレー560円也。
給食感満載の醜悪なルックス、小麦粉感の強い粘度の高いカレーソース、安っぽさ満点の教科書通りの
B級グルメである。
でもこれがいい。
昭和の時代、カレーといえばこんな感じのヤツとよく遭遇したものである。
昭和に産まれ、昭和に育った世代には誰もが琴線に触れるであろう、
通奏低音的なカレーの在り方がここにはある。
私は気合いを注入し、仕事にあたった。
それはテッペンを越えて午前1時までかかったけど、とても意義深いものであった。