9月/september
ねぐるしい夜ぼくは目をこすり 君のドアをまたたたいている
カギははずれかいだんをのぼりきる ほほをかすめる風のあいさつをうけ
気持ちが良くそっと目をとじる あがく夏もぼくと共になだめ
夏の気分がぬけずまたここに さめた風は夏の終わりを告げる
はずかしくて むねくるしく
はずかしくて 声も出せない
風にまぎれぼくにからみついて さめた風となかよくつるんでいる
なさけないけどよゆうのふりをして やせがまんは続かずさらにやりすぎ
ねむれない夜ぼくはまたこりず 君のドアをまたたたいている
調子にのりうかれたままのぼくを 熱い想いも夏と共にさます
忙殺されているうちに8月は終わり、9月がやってきた。
カツオもマグロも釣っていないのに、真鯛が本格化しそうな気配だ。
夏休みの宿題。失われた夏休み。
9月は「取り戻す月」にしよう。
空は台風一過の青空。
9月1日。