red star, pig star・・・豚星。

そんな訳でカツオ釣りから一転して休日出勤となった土曜日。

挨拶諸々を終えて武蔵小杉駅、午後4時。

私は何か引っ掛かるものがあった。

そうだ、隣の駅の元住吉には、六角橋から移転してきた豚星。があるじゃないか。

我が家の墓が六角橋にあり、墓参のついでに当時既に話題になっていた豚星。に寄りたいと思っていたのだが、たいてい墓参の際には年老いた両親が一緒であり、流石に二郎系に連れて行くわけにもいかず、そしたらいつの間にか元住吉に移転していた、と。

チャンス到来である。

私は自宅とは反対方面の電車に飛び込み、否、飛び乗り、一駅先の元住吉へ。

駅から歩くこと約10分。
念願の豚星。に到着。
流石の人気店でもアイドルタイム、並びは無いようだと安堵して店に入ると10名を超える背後霊の列が形成されていた。
豚星。恐るべし。

私も背後霊と化して怨めしく丼を覗き込む。

噂に違わぬ豪快な盛りだが、気になったのは残している客が目立つということ。
うむ、見た目以上に量が多いのだろうか?それとも味に問題でも?

20分ぐらい待ってようやく着席。

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流石豚星。麦酒赤星。

ビールを飲みながら着丼を待つ。隣のカップルの女性は、2/3ぐらい残した挙句丼も上げずに立ち去って行く。
君はここにはそぐわない。
悪いのは彼氏の方だろうがね。

などと胸の内で悪態をついていたら、唐突に訪れたトッピングコールタイム。

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小ラーメン、ニンニク少し。
撃沈続出の丼を見て、ビビってしまい野菜を増さなかった弱気なボク。

うん、旨い。
麺はデフォでも歯応えのあるアルデンテな茹で加減。個人的にはストライク。
スープは意外にも殆ど乳化していない澄んだ醤油色。醤油の奥に感じる甘みと旨味。
昔の亀戸ってこんな感じだったかな?とにかく旨い!
クタ気味の野菜も気前の良い盛り、マシにしても余裕だったな。次は増そう。
そして圧巻は厚みも柔らかさも旨さも直系に勝るとも劣らない豚!
増さなくても充分な存在感、まるで三田本店のアタリ豚のよう!

平和島の髭と並び、凡百の直系店では太刀打ち出来ないインスパイアを超えた店かと思う。

辛麺、つけ麺、限定麺とメニューは豊富、これは再訪は必至だ。