行かない理由を探している

土曜日、午前3時。
雨が降っている。
北風が強く吹いている。

心なしか喉が痛い。
ついでに軽く頭も痛い。

私は前夜カツオ船の予約をし、カツオ釣りの準備を途中まで整えてから寝た。

なんだろう、この感じ?
私は私が釣りに行かなくても良い理由を探しているのではないかと思い当たった。

ううむ。
釣りに行かなくても良い理由を探す自分。
俺、大丈夫だろうか?

私は暫く逡巡した後に、船宿に体調が優れぬ故に予約をキャンセルしたいとの連絡を入れた。

ホッとしてその後は二度寝を貪る。
私は果てしなく疲れているのかもしれない。

またしても11時間睡眠。
自分に何が起こっているのか、そんなものは考えまい。
然るべき時が過ぎれば、自ずと明らかになるであろう。

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朝食は船で食べるはずだったお弁当で済ます。
船で食べるはずだったお弁当を家で食べる虚しさは、船で食べるはずだったお弁当を家で食べたことのある人にしか決して理解できないだろう。

そして思い出す。

今日、私の部下たちが武蔵小杉でイベントという名の休日出勤を行っていることに。

私はシャワーを浴びると、部下たちに労いの言葉をかける為に武蔵小杉へと向かった。

これもある種の自己正当化の形なのかもしれないが。