こころ・・・蒙古タンメン中本東池袋店

ホスピタリティとは結局のところ心の問題である。

表面を取り繕うこと、マニュアル通りに遂行すること、というのはホスピタリティの本質とはかけ離れている。

恒例の自己研鑽の後に私は蒙古タンメン中本東池袋店へとやってきた。

この日は寝不足疲れ気味であり、そんな時に頭を使うとフィジカルにもダメージがあるのだ。

とりあえず私は景気づけに黄金色に輝く泡立つ炭酸飲料を頼んだ。

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さて、この悲惨な盛りの付け合せは、マニュアルに出せと書いてあるから仕方なく適当に盛って出しました、とでも言わんばかりの粗雑なものである。
数えようと思えば余裕で数えられる僅かなもやし。勿論数えないけど。
こんなんだったら出さない方が潔くていいんじゃないかな?
という気もするが、それでもしっかり食べちゃう気弱なボク。

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そしてこの日のオーダーは五目味噌タンメン、麺硬め。

こちらは盛り良く、麺の茹で加減も絶妙で美味しい一杯であった。

中本という存在は、ある種のシステムなのだろう。
肥大化した外食企業においてサービスの均一化を図ろうとするならば、優れたシステムが必要なことは当然だ。
しかしそのシステムを運用するのもシステムに組み込まれるのもどちらも人間である。
ヒューマンエラーがシステムに綻びをもたらす訳だが、その綻びはマイナス(今日の付け合せもやし)にもプラス(今日のゴモミ)にも作用する。

ヒューマンエラーがプラスに作用した時にのみ、私は中本に真のホスピタリティを見出すことが出来るのだ。

なんとも哀しい話ではあるが。