風物詩…4/30庄三郎丸

今年の春は相模湾の水垢が薄く、庄三郎丸のメダイ船は盛り上がることなく終了してしまった。
私は今年は気合を入れてディープ・スロー・ジギングに挑むべく、SALTIGA15-HLを購入したのだが、僅か1回使ったのみでシーズン終了とは何ともやりきれない。

しかし釣りが自然を相手にした遊びである以上、こちらの思うとおりにいかないことが多々あるのは当然のこと。
やりたい種目は出来るうちに速やかに。
Don't think , just do it !

そんな訳でこれもまた春限定の庄三郎丸イワシカサゴ船に一度は乗っておかないと!
GW期間中は一度しか釣りに行けないのだが、その貴重な一度をこの釣りに捧げるべく平塚を目指した。

この日カサゴ船は3隻出し。社長の采配で私に与えられた釣座は18号船の左舷ミヨシ三番手であった。

出船前にサビキが配られ、まずは港前でエサとなるシコイワシ釣りからスタート。
ところがこの日は大きなイワシの群れが見つからなかったのか、或いはイワシの機嫌が悪かったのか大苦戦!
エサの確保に2時間も費やしてしまった。
まあエサ釣りもこの釣りの一部、こんなこともある。

その後大磯~二宮間に移動していよいよ本番開始!

仕掛けは船宿オリジナルの胴付き2本針。下針にサバの切身、上針に活きイワシをつけるこのスタイル、特筆すべきは捨糸がなんと5cm!
オモリを底スレスレにトレースすると下針は海底を引き摺る訳で、そりゃ根掛かりも多発するよな。というアグレッシブな仕掛けだ。

1投目は15m程の浅場から。
着底後に底を叩いてからオモリを僅かに浮かせるといきなり〝ブルブルっ″というアタリ。
一息置いてアワセると乗った!
サイズは小さいけど一応本命のカサゴをゲット。

次のアタリは‟ガツン”という一瞬根掛かりかと思うようなアタリ。そう言えば活性の高いヒラメもこんなアタリ方をする。
期待に胸を膨らませ竿を送って食い込みを待つと、生体反応が!
「なんかキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
この面白くもなんともない引き味はヒラメじゃない?ヒラメだよね?
船長が操舵室から出てきてタモを構える。ドラグも滑りこれは結構良型なんじゃないかと思ったのだが…。
ウツボだ!」
ウツボだ!」
船長とユニゾンで声を出してしまったその獲物は大きな大きなウツボさんでした。
こりゃ引くはずだよ。
仕掛けを切ろうとハサミをあさっているうちに、その重みにハリスが耐え切れずに切れた。
まあ手間が省けたので良し。

その次のアタリは如何にもヒラメがイワシを喰えた時のような引っ張るアタリ。胴付き2本針には当然孫針はないので竿を送って強いアタリを待つ。
数回断続的にアタリは出たのだが…。

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残念!食い込む前に離してしまった。
このサイズのイワシをなかなか呑み込めないなら多分ソゲだろうけど、でも悔しい!

しかしこの日のハイライトは以上である。

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朝の内の北風が南西に変わると徐々に風が強くなってきて海も悪くなってきた。
北風に強い相模湾も南西風には滅法弱い。

ヒラメかハタ類を期していたのだがカサゴ3尾で13時早上がりとなった。

無念。


【釣果】
7時出船、13時沖揚がり
外道:ウツボオニカサゴ2尾(リリース)

【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号
 
【本日の総括】
再戦するしかないかな?
良いところ全くありませんでした。

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数も型も全くダメ。
他の船ではハタもヒラメもそこそこ揚がっていたので、悔しさが残っただけであった。

とはいえ久々のカサゴ

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ホクホクの身は煮付けにして最高に旨い。

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薄造りと湯霜造りもGOOD!

カサゴってこんなに美味しかったっけ?

うん、やはりもう一度行くしかないな。