「しぶといな」とキャプテンは言った・・・2/27野毛屋
時計を見ると16時を過ぎていた。
タイムオーバー、ゲームセット。
連勝記録にはいつか終わりが来るものだ。
「撃沈」、「連勝ストップ」、「2016年初ボウズ」、「伝説の谷間星人現る」etc...。
頭のなかでは今日の釣行記のタイトル候補が幾つも過る。
冷静に考えれば2月末のこんな時期に横須賀沖で真鯛を釣っていること自体、例年を考えればおかしなことなのだ。
無念さはない。これが真鯛釣りとい
“ゴンゴン!”
「?」
“ズドン!”
「あれ?」
何の前触れもなく突如真鯛のアタリがやって来て、竿先が入った。
まさかとは思ったが、
キタ!
土壇場でキタ!
真鯛がキタ------\(^^)/-------!!!!!!
「しぶといな~。今仕舞おうと合図出すところだったのに。」とキャプテンも苦笑気味に操舵室から顔を出す。まぁこれは誉め言葉と受け取っておこう。
手応えはあまりなかったけど、それでも慎重にやり取りして中乗りエストシ君(仮名)の差し出すタモに無事収まったのは1kg程の綺麗な真鯛であった。
大型に沸く最近の傾向からすると小さな鯛だけど、これが初ヒット。
気分は9回裏ツーアウトランナー無しからの逆転サヨナラ勝ち。
大満足な1枚だ。
連勝街道は途切れず。
I am on my way !
【釣果】
7時15分出船、16時25分沖揚がり
真鯛1枚(1.0kg)
外道:ムシガレイ、サバ
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号
<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号
【本日の総括】
上記の真鯛の写真の撮影時間は16:19、キャプテンが沖上がりを告げたのが16:25。
沖上がり寸前のドラマでありました。
しかし前日は上げ潮が効きだしてから大型ばかりの大フィーバーが同じポイントであったそうなのだが、この日の上げ潮タイムは前日と条件はほぼ変わらなかったのにも関わらずこの1枚のみ。
真鯛って、本当に気紛れかつ気難しいターゲットだ。
ところで最後の流しでボウズを脱出したことは過去にも何度かあり、タイラバって本当にドラマチックでロマンがある釣りだなと思う。
さて魚を捌くとお腹からは程好く育った白子が出てきた。
ノッコミは近い。
遂に野毛屋エビ鯛船は史上初めてシーズンオフのないまま、新たなステージに突入する模様だ。