さえすぎ君・・・5/17野毛屋

やあ、みんな( ̄Д ̄)ノ

僕、さえすぎ君だよ!

とにかく僕は冴えている。
冴えに冴えまくっているんだ!

それが故のさえすぎ君なんだけどね、うふふ。

仕事が忙しかったり、遊びで忙しかったり、天気の巡り合わせが悪かったり、とにかく僕が一番好きな釣りである東京湾のタイラバの最も重要な季節であるノッコミに乗り遅れてしまったんだ!

第一弾ノッコミの後はイワシの群れがいなくなったりアカクラゲの大群がノッコミ場所に押し寄せたりして調子が良いとはとても言えない状況。

それでも苦戦覚悟でもこの時期はノッコミの大鯛を狙わないとね!

「・・・。」

絶好の釣り日和となった日曜日、フグ船は満員札止め難民船となっていたものの、不調の真鯛船は11名乗船に留まった。

これなら案外簡単に釣れちゃうかも!という淡い期待は脆くも崩れ去ったね。

とにかく猿島から三海堡、観音崎沖に至るまで何処を攻めてもアカクラゲの絨毯状態だったんだ!

バーチカルに誘うタイラバにとってアカクラゲは天敵。
実際数年前に三海堡でテンヤ真鯛が爆釣だった時に同じポイントでタイラバは撃沈続きだったことがあるんだ。

さえすぎ君は悟ったね。
これじゃタイラバでは歯が立たない。

猛者船頭のキャプテンUGは真剣さを欠くアングラーは例え客であろうとも赦さないのだが、さえすぎ君はラバージグに少しでもアカクラゲが触れたら毎回仕掛けを上げてバケツでラバージグやらラインに付着したアカクラゲの触手を丁寧に洗い流す作業に没頭しているフリをしてキャプテンの目を欺きつつ適当にサボったのさ。

きっとアカクラゲの居ないポイントだってある。
その時まで集中力を切らしてはいけない。

13時過ぎ、三海堡の潮型の悪さとアカクラゲの多さに為す術も無くなったキャプテンは、大根に移動したんだ。
「なんかさっきから房丸さんも純丸さんも大根で粘ってるからさ、最近やってなかったんだけど大根やってみるよ。」
と老キャプテンが説明してくれる。
新規開拓は望むところである。

お!

なんと大根にはアカクラゲが殆どいなかったんだ!

ここが勝負どころだ。

さえすぎ君の冴えまくる勘がそう告げていた。

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そして船中唯一の真鯛をここで釣り上げたんだ・・・。




【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり
真鯛1枚(800g) 
 
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号
 

【本日の総括】 
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夕日の哀愁がさえすぎ君を優しく照らす。
今日は厳しい釣りではあったが、冴えた一日でもあった。

いい時もあれば悪い時もあるのが人生なのだとさえすぎ君は知っている。

良い時は謙虚に、悪い時は希望を失わずに生きていこう。

キャプテンUGは大根で4時まで粘ったけど、その後は全く釣れなかった。
キャプテンの勘が冴える時もあれば、全く冴えない時もあるようだ。

一方でさえすぎ君は帰り道までも冴えまくっていた。

首都高で遅いワゴン車を華麗にかわした後、最も左側の車線を走っていたMARK Xが右に右にと急な車線変更をしてさえすぎ君の車の後ろにピタリと張り付いたんだ。
ルームミラーを見ると野郎二人が運転席と助手席に並んで座っている。

さえすぎ君の冴え渡る勘が告げていたね。
こ・れ・は、覆・面・パ・ト・カ・-・だ!

減速して追い越し車線から走行車線に戻るさえすぎ君、するとさえすぎ君の車を追尾していたMARK Xも追い越し車線にいながら減速し、まったく前に出ないんだ!

ほら、獲物を失った覆面パトってこんなにも無残なんだよ!

結局後ろから突き上げをくらった哀れな覆面パトはさえすぎ君の車を追い越さざるをえなくなったんだけど、
「もう少し車間距離を開けて走って下さい!」
と言わなくてもいいアナウンスを車外マイクで発してしまい、冴えてないみんなにも自らが覆面パトであることを華麗に宣言してしまったんだ!

冴えてない。
まったくもって冴えていないよね、君は。

みんなも冴えない権力の犬には気をつけてくれよな!
あいつらと関わるとロクなことがないんだぜ!

じゃあみんな、またね!