2013年納竿…12/30TW

まさかのアオリイカ丸坊主を喰らった俺は、実は沖揚がりを告げられた大貫沖から金沢八景へと戻る船中で既に翌日の納竿釣行を何にすべきか思い悩んでいた。
 
本当は今シーズンまだ一度も乗船していない我がカワハギ人生の最愛船羽田かみやのツッチー船に乗ろうと決めていたのだが、アオリを獲り損ねたことで緊急正月食材獲得が急務となったからだ。
カワハギのような薄っぺらい魚を新年早々食っていたら、なんか薄っぺらい人間性を獲得してしまいそうで縁起が悪い。
 
う~ん…。
 
流石に二日続けてアオリイカは厳しい。
では今年覚えた激ウマの湾奥金アジか?
しかし見た目が地味だから正月っぽさに欠けるなぁ。
タチウオ? 
冬タチは脂のり過ぎで年老いた両親には一切れ二切れあれば十分だよな。
俺も三切れあれば十分だし。
 
・・・。
 
ここは攻めよう。
 
リスクは高いが真鯛しかない!
 
2013年は遊動式タイラバ元年であり、今までとは全く異なる景色が見えてきた年であった。
俺は野毛屋の駐車場からタイラバ船長へ電話した。
 
サワラも好調なのでジギングの準備もしておくよう言われ、オーバースペックではあるがキメジ狙いのタックルを引っ張り出すことに。
 
 
さて、前日5時に出船したところポイントに着いたらまだ暗かったとのことで5時15分という半端な時間に河岸払い。
 
最初のポイントは鴨井沖50mダチ、前日はここでサワラも真鯛も好調だったとのこと。
 
乗船5名のうち俺を含む3名がジギング、2名がタイラバで釣り開始!
 
150gのロングジグをキャスト、そして海面で食うこともあるとのことで上まできっちりとワンピッチジャークを行い毎回ジグを回収してはキャストの繰り返し。
これは体力の消耗が激しい釣りである。
 
2回ほど“ガツン”と来たがジグにガッツリ歯型がついたのとリーダーがザラザラになったのみで顔は拝めず。
悔しいな~、間違いなくサワラなのに。
 
このポイントは真鯛も全くダメで見切りをつけて第三海保へ北上、ここからはタイラバ一本槍だ。
 
前日は深場も攻めたが鯛が釣れるのは40m前後の浅い場所ばかりだったようで、深くても50m浅いところだと35mあたりまでを攻める。
 
最初の流しで
“ガツン!”
いきなりキタかと思ったが、引きがなんか違う。
上がってきたのは色こそ赤いけど違う魚、ホウボウでした。
 
…。
 
そこからは長い沈黙の時間が続く。
 
紛うかたなき真鯛のアタリもあったが魚が小さいのか針掛かりしない。
 
潮は相変わらず殆ど流れず、船を流して仕掛けを引っ張る作戦だ。
ヤバい。
焦ってきた。
 
二日連続のボウズで2013年を終えるのか?
イヤ!そんなのイヤよ!耐えられないわ!
 
底立ちに気を遣いタッチ&ゴーを心掛ける。
 
そう、俺に出来ることは落として巻くだけなのだ。
 
 
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【釣果】
5時15分出船、13時30分沖揚がり
真鯛2枚(1.2kg、0.7kg)
他ホウボウ1尾
 
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号
 
<サワラ・ジギング>
ロッド:Abu Garcia SALTY STAGE KR-X SJS-57/210
リール:SHIMANO TWIN POWER SW8000HG
ライン:PE4号、リーダー:フロロ60lb

【本日の総括】 
イメージ 2
やあ、みんな!
僕、もちすぎ君だよ!
 
ってな余裕は何も無かった。
 
あ~、ホッとした!
 
更にこの日タチウオ釣りに出掛けていた地元の友人(仮にA君)から良型2本をお裾分けしてもらい正月食材が2種類揃いました!
 
今年の釣りを振り返るとカツオ釣ったりキハダマグロ釣ったりド派手な釣りもやったけれど、エポック・メイキングな遊動式タイラバによって真鯛と縁のある一年だったことが最も印象的。
 
最後の釣行で真鯛を2枚獲って今年を締め括れたのも象徴的で出木杉君だ。
あ、俺はもちすぎ君だった。
 
そんなこんなで2013年の釣りもこれにて終了。
 
今年は元旦からのカンボジア旅行に始まりGWの台湾、9月のタイ、12月のラオスとアジア一人旅にハマりまくって例年よりちょっと釣行回数は少なめであったが、それでも1年健康で楽しく釣りが出来てとても充実した一年であった。
海の恵みと世話になった船宿各位に感謝です!
 
来年も楽しい釣りが沢山出来るといいな。