永年勤続休暇アジアツアー【四日目】

市内の主な寺院は粗方制覇してしまったので、本日は遠征Day。

朝一で朝食を済ませ、8時過ぎにはメコン川の船着き場へ向かう。

何しろ旅人を迷子にすることに長けている「地球の迷い方」(仮名)にはその場所すら記載されていない船着き場、宿のお姉さんに大方の場所を聞いてから出発。
辿り着けるのか若干不安だったけど、ソーシャル・ディストーション並のホワイト・トラッシュ軍団がチケット売場に群がっていたので直ぐにわかりましたよ。

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さて、先ずは洞窟の中に無数の仏像が安置されているというパークウー洞窟へ。

船は5,6隻並んで停泊しており、ホワイト・トラッシュ軍団と共に分乗、そして船団は8時45分に一斉に出船したが、俺が乗った船は船頭の性格によるものか、はたまた船の性能によるものかは分からないが圧倒的に速度が遅く、あっという間に船団から取り残されてしまったのだった。

更に愚鈍な人間にありがちなトラブル呼び込み能力を遺憾無く発揮する船頭、スクリューにゴミがからまり走行不能になる始末。

隣に座ったカナダ人のキング・オブ・ホワイト・トラッシュと顔を見合せ苦笑い、そしてそれをきっかけに会話が始まり彼のいかにもホワイト・トラッシュ的なとんでもない話を聞き、俺の身の上話も軽くしたりして、2時間で着くはずの行程を2時間半以上かけて目指す洞窟に到着したわけです。
時間が余るとつい余計な話までしてしまうな。しかし相手が二度と会うこともない人間なら別に構わないかと思ってしまう。
こういう一期一会感覚も旅の醍醐味だ。

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洞窟の中は漆黒の闇、携帯カメラでは何も写らないので詳細はパス。

帰りは川を下るだけなので、1時間でルアンパバーンの船着き場に着くはずだったのだが、愚鈍船頭は持ち前の不運呼び込み能力をまたしても発揮、二度もエンジントラブルに見舞われなんと2時間もかかりましたよ。

ふーっ。

午前中は洞窟ツアー、午後は郊外の滝へ行こうかと画策していた予定が崩れました。

そんな訳で街をプラプラ、カフェで読書、本を読み終えたら宿へ戻り未読の本を持って更に街へ!

まぁこうやって無目的にダラダラ出来るのもまた旅の醍醐味の一つなので悪くはない。

歩きすぎて軽く筋肉痛だったのでマッサージ店に入りトラディショナル・ラオ・マッサージ60分40000kipを受ける。

10代と思われる村上佳奈子(スケート選手ですよ)に似た小柄な女の子が施術してくれたラオ・マッサージは、タイ・マッサージのような気持ちよさがないばかりか、「てもみん」にも劣るような微妙なもの。
でも一生懸命やってくれたし、悪い気はしなかったのだチップを10000kipと弾みましたよ。
といっても空港ボッタクリレートで換算しても170円ほどですがね。

夕食はルアンパバーン名物料理のラ・オープを堪能。これはカンボジアのアモックに似た料理で非常に美味でした。

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さぁ、明日はまた飛行機に乗る日だ。

ルアンパバーンでの最後の夜が更けていく。

ではまた。