もちすぎ君の実験…12/7庄三郎丸

やあ、みんな!
 
僕、もちすぎ君だよ!
僕はとにかく持っている。いや、持ち過ぎているんだ!
 
誰だい「またお前か」って言ったのは?
 
お生憎様、僕は何度でも現れる。
僕が持ち過ぎている限りはね!
 
 
さて、先日の真鯛船でかつて福井に住んでいたという方からとても気になる話を聞いたんだ。
 
若狭湾でタイラバやインチク使って真鯛を狙うと、結構な頻度で若狭グジ、つまりアマダイが釣れると言うんだ!
 
最近はもっぱらアマダイにハマっているタイラバ好きのもちすぎ君、これは相模湾でもタイラバでアマダイが狙えるんじゃないか!?
 
いてもたっても居られなくなったもちすぎ君、土曜日がくるとまだ暗い道を平塚へ向けて車を走らせたんだ。
金曜日は日付が変わる頃に帰宅したというのに4時にはパッチリと目が覚めるなんて、自分でもこの情熱が愛おしいよ!
 
受付を済ませ、荷物を降ろし、車を駐車場にとめると、緊張の面持ちでイケメン船長の元へと向かったもちすぎ君、あ、別に男色に目覚めてイケメン船長に愛の告白に行った訳ではないよ!
船が空いてたらタイラバをやってもいいか、確認したんだ。
 
「勿論いいですよ!」
嗚呼、そんな爽やかな笑顔で快諾してくれてら、本当に男色に目覚めてしまうじゃないか!
 
そんな訳で運命の一戦の火蓋が切って落とされたのさ!
 
ポイントに向かうまでの船上で、最近潮色が暗く濁り外道含めて魚の食いが悪いと爽やかな声でイケメン船長がアナウンス。
その声を聞いてほくそ笑むもちすぎ君。
 
あ、イケメン船長の声にうっとりしてる訳じゃないんだ、タイラバは澄潮は相性悪く濁り気味の潮でこそ真価を発揮する釣り、これはチャンスだと思ったんだ。本当だよ!
 
しかし…。
 
周りもあまり釣れていないからこの釣りが通用するかしないかを判断するのは簡単ではないんだけど、外道含めて魚からのコンタクトは全くない。
真鯛ねらってりゃ一日通して一度もアタリがないことだって珍しくないんだけれど、一人釣れ、もう一人釣れ、更に一人釣れ…と徐々に本命が釣れ始めると、徐々に焦りに支配されてきた。
 
「やーめた!」
 
2時間程アタリすらない無益な闘いを続けたところで心が折れ、いつものエサ釣りに戻したもちすぎ君。
 
ドラマは突然に訪れた。
 
エサ釣りに変えて一投目、オモリが着底し底を叩いて道糸を立ててから1mタナを切る。
そしてゆっくりと誘い上げると
 
“ズシン!”
 
いきなりキターーーーーーーーーーーーーーーーーー!
 
誘い上げで重みを感じアワセを入れると重量感のある引き込み、巻き上げ中も時折思い出したように三段引きをみせるこの獲物は間違いなくアマダイ!
 
海面に姿を現したのは40㎝弱の良型の本命だったんだ!
 
さすがはもちすぎ君、エサ釣りに変えて最初の流しの一投目の一誘い目で本命を釣っちゃうなんて持ち過ぎているにも程があるね!
 
これは恐ろしいことになりそうだぞ!
 


 

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【釣果】
7時出船、14時15分沖揚がり
アマダイ2尾(外道:アカボラ、トラギス、ガンゾウビラメ、アジ、ヒメ)
 
【タックル】
ロッド:alpha tackle AIRBORN STICK30T-200
リール:SHIMANO SCORPION XT 1501-7
ライン:PE1号、オモリ:40号
 
【本日の総括】
あれれれれれ?
 
その後35㎝級を1尾追加したのみで終了。
 
風はほぼ真東から吹いていて潮へ西へと流れトモ側が潮先になったとはいえ、もうちょっと釣れても良さそうなものだったんだけどなあ…。
 
どうやら神から与えられた持ってるモノは、知らない間に天に返してしまったようだ。
 
もちすぎ君はこれにて消滅、これからは市井の民として謙虚に生きるよ。
 
じゃあみんな、またいつの日か!!

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