田沢~上原の豪華リレー…10/12野毛屋

世間的には三連休だが、実は俺も三連休なのである。
三連休!三連休!
 
しかし三連休初日は発達した低気圧が2つ同時に日本海側に進み、南西強風が避けられない状況なのであった。
 
昨年までの俺なら釣りに行くべきか行かざるべきか大いに悩んだ状況であろう。
 
でも今年の俺はヒトアジ違う。
何故ならば南西強風の風裏で10m程度の風では波など立たない八景沖のアジ釣りを覚えたからだ。
 
ついでに八景沖の午後スミイカ船に続けて乗れば、終日風裏の海で遊べるというもの。
 
ふふふ。
ははは。
あーっはっは!
うひょーーーーーーーーーー!
 
風速だけを気にしても物事の本質は見えない。
遥か沖で爆風が吹けば微風のポイントに深いウネリが入ることもあるし、風裏のポイントに入れば風は強くとも波は立たないのだ。
 
「人の行かぬ裏に道あり花の山。いずれを行くも散らぬ間に行け。」
 
まさにこの格言通りの釣行となった。
 
午前の部はLTアジ。
出船30分前まで俺以外に客がなく大いに焦ったが、結局4人集まり出船。
そのうちのお一人は拙ブログとも相互リンクして頂いているつり丸誌APCにしてスーパーウルトラエキスパート、A5ランクの激激上手上手アングラー、calmさんだ。
達人の技を隣で盗み見て俺もレベルアップさせて頂くとしよう、へへへ。
 
しかしローマは一日にして成らず。
 
コマセ詰めから投入、タナ取り、コマセワーク、やりとりから取り込みに至る一連の動作には一切の無駄がなく惚れ惚れするような美しさ。
手返しの速度に圧倒的な差を感じた。
 
アジ釣りにおけるシステマティックな一連の動作がもつある種の無慈悲さから「無限ループアジ釣りマシン」と自らを形容したこともあるけれど、同じマシンでもcalmさんと俺のマシン性能は最新ハイブリッドカーとフォードT型並みの隔たりがある。
 
船中18~55尾、俺の釣果はダブル3回にトリプルが1回あったのにも関わらず34尾と伸び悩んだ。
竿頭は勿論calmさん。
この釣りに関しては精進あるのみだ。
 
さて午後の部。
 
用事があるというcalmさんは帰られたが他の3人は続けて乗船、更に4名の新規客がやってきて総勢7人での出船だ。
 
ここのところ港前が不調とのことで海保周りが主な漁場らしいのだが、一向に弱まらない南西風を避けて住友造船ドッグ前から探る。
一か所目は空振り、続く2か所目でいきなり…
“ズン!”
”キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!”
穂先にモタレを感じアワセを入れると綺麗な弧を描いたマニアス・フグ・リミテッド!
グングン引っ張る懐かしい引き味は紛うかたなくイカのそれ!
船中1杯目を幸先よくゲットだぜ。
 
そしてその後も港前のポイントでイカは断続的にのってきた。
良いポイントでは3人同時ヒットなんかもあり、「不調」との前評判が完全に覆った八景沖。
しかも型も悪くないんだよな~。
南西強風がイカを何処かから連れてきたのかもしれない。
八景沖のスミイカはいよいよ本格化というところか?
 
イメージ 1
 
終わってみればなんと18杯という小潮周りの半日船では出木杉釣果。
 
たまにはこんな俺でも圧倒的に釣れてしまうのが釣りの面白いところだ。
 
三連休初日、最高の休日となった。
 
イメージ 2
 
 
 
【釣果】
<午前アジ>
7時5分出船、11時10分沖揚がり
アジ34尾(外道:ボラ)
<午後スミイカ
12時20分出船、16時40分沖揚がり
 
【タックル】
<アジ>
ロッド:alpha tackle エアボーン・スティック 30T-200
リール:SHIMANO OCEAカルカッタ301HG
ライン:PE2号
ロッド:マニアス・フグ・リミテッド
リール:SHIMANO ステファーノ201
ライン:PE1号
 
【本日の総括】
癒し系種目のアジ釣りだけど、数を伸ばすにも安定的に釣るにも技術や攻め方のバリエーションを要する。
この種目とは長い付き合いになりそうなので、ゆっくりと向上していけばいい。
 
スミイカは八景界隈では2mハリスでタナは底から1.5m、5,6秒間隔で強めにしゃくるというオールド・スタイルの釣り方が推奨されているようだが、俺は湾奥風デッドエギングだし2番手のアングラーはスピニングタックルを使ったダウンショット式。
やはりスミイカのルアー釣りに関してはダウンショットとデッドエギングの優位性が完全に確立されたように思う。
 
イメージ 3
アジもイカもうめー!
 
イメージ 4
豆アジどもの処遇にはいつも頭を悩ませて、釣れ過ぎたらバンバンリリースしていたのだけれど、calmさんに教わった丸干しは仕込み楽々、食べても激ウマの優れもの!
参ったな~、ますますアジ釣りにはまってしまいそうだ!
 
やり込む程に種目が増えていく釣りは、趣味を超えた恐ろしい娯楽だ。
いや、娯楽でもないな、多分生き方の問題なのだ。
 
やりたい釣りが多すぎて困ります。