マグロ/カツオ デビュー戦…8/3庄三郎丸

5月の末から精神状態はどん底へと落ちた。
いや、本当のどん底の状態の恐ろしさを知っているから、「どん底」という表現は正しくない。
 
それにしても、思考がまとまらないし、感情を上手くコントロール出来ないし、集中力が落ちて好きな本が全く読めないし、常ならざる状態、即ち“異常事態”に陥り、それが継続していた。
 
元々備わっていた“刹那的傾向”は、更にまた一歩先へと進んだ。
最早将来設計だとか、明るい未来などというものはなく、「いかに今を楽しく生きるか」しか考えられなくなっていた。
 
だから俺は久し振りに気合を入れてタックルを買い漁った。
トランクが絶望的に狭い我が愛車に収納できる最大サイズのクーラーも買った。
 
“いつかやろう”“機会があればやろう”という曖昧な目標は金輪際持つのは止めた。
そんな受身な姿勢では“いつか”も“機会”も永遠に巡ってはこないだろう。
 
やらない理由を探すより、やりたい思いを大事にしたい。
 
物理的、金銭的、時間的制約がある。
全てを並列に処理することは出来ない。
不断の自己対話を行い、何事も優先順位をはっきりと持つことが大事なのだ。
 
これからも迷ったり悩んだり落ち込んだりするかもしれない。
 
しかしどんな時でもプライオリティを明確にして粛々とこなしていけば、決して幸福な自分を見失うことはないだろう。
 
そんなわけで2013年8月、マグロ/カツオ釣りデビューを果たしました。
 
俺のデビュー戦を祝福するかのように、相模湾は晴天・ベタ凪のベスト・コンディションであった。
 
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【釣果】
6時出船、13時50分沖揚がり
本ガツオ 1本
 
【タックル】
<カツオ・ジギング>
ロッド:TENRYU OCEANIA 581B-4
リール:SHIMANO OCEAカルカッタ301HG
ライン:PE2号、リーダー:フロロ6号

<メジカツ・ジギング>
ロッド:PALMS CORALSTAR 70M
リール:SHIMANO TWIN POWER SW8000HG
ライン:PE4号、リーダー:フロロ60lb
 
<エビング>
ロッド:TENRYU SPIKE TUNA SK812TN-H
リール4:DAIWA キャタリナ6500H
ライン:PE6号、リーダー:ナイロン100lb
 
【本日の総括】
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うっかりと検量前に捌いてしまったけど、4kgぐらいありそうなズッシリ太ったカツオをゲット!
ヒットルアーはTG BAIT45gであった。
 
真鯛のような華麗な三段引きとは異なり弾丸系ファイターのカツオ、ドラグは2㎏以上かけてかなり強引なファイトをしたのにも関わらず3,4人の仕掛けを巻き込む暴れっぷり、まぁ無事に獲れてよかった。
 
そして自分でも忘れていたのだが、カツオのクセとか匂いがあまり好きではない俺、しかし釣りたてのカツオは臭みもクセもなく、モチモチした身は豊かな旨味があって激ウマ!
刺身、炙り、漬けで美味しく頂いた。
 
本命のマグロはノーヒット、ミヨシのジギンガーがデカいの掛けるもカツオ用のPE3号タックルで掛かってしまい為す術なし!いくら時間を掛けても一向に寄らないのでドラグをギチギチに締めたらラインブレイクしてしまったようだ。
しかしいくらカツオ用のジギングロッドとはいえ、グリップからひん曲げるマグロの強烈な引きを目の当たりにし、これを獲るには今日の自分は準備不足だったと痛感したのもまた事実。
 
しっかり準備して、今シーズン中にはなんとかゲットしたいところだ。