意思を継ぐ・・・矢口渡ラーメンまるはち

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愛車の後輪にスリップサインが出ていたので、シケ予報のとある土曜日に矢口渡の馴染みのタイヤ専門店でタイヤ交換。
奮発してミシュランパイロット・スポーツ3に履き替えだぜ!

作業に一時間半程かかるというので、タイヤ専門店の近くにある二郎インスパイアのまるはちへ!

相手の出方が分からないから、まずは無難に普通のラーメンで。

トッピングは野菜、ニンニク、マー油で!

小さめの丼に盛りをよく見せる演出方法はバリ男に通じるものがある。

野菜をほじくり返して麺をすする。

うん。平打ちの極太麺、二郎の再現性は高くてなかなか旨い。

野菜もシャキシャキで美味しいし、マー油トッピングは嬉しいし、卓上の調味料も豊富、なかなか頑張っている姿勢が窺えてこれはこれで好ましい。

しかしねえ~~。

豚は小振りパサ気味が一枚のみ。

そしてスープは野趣の欠片もない、おきにいった平板な味でイマイチ。
う~ん。

インスパイアも大別すると二種類に分けられる。
すなわち形から入る「スタイル模倣型」と、スピリットを受け継ぐ「闘魂継承型」である。

この店は独自色を出そうと頑張っているスタイル模倣型店舗といったところか。

個人的にはインスパイアを否定するものではないが、スタイルを模倣するよりは意思を継ぐ店の方が好みである。

意思を継ぐことが本質的であり、結果的には独自性の獲得に至る道であるように思うのだ。

ところで前日の三田本店参詣に続く2日連続のカロリー過剰摂取、翌日の体重は一月かけて落とした分を丸々補って余りある激しいリバウンドを起こしていた。

基礎代謝が落ちる一方の哀しき中年にとって、ことほどさように二郎(系)とは危険極まりない食べ物なのである。

スタイル模倣型の贋作に付き合っている余裕などはないのだ。