相模湾アオリイカ初戦・・・3/13庄三郎丸
そろそろアオリイカのノッコミが始まり浅場に大型が集まってくるシーズンが近づいてきた。
アオリ釣りが最もエキサイティングな季節である。
…。
ああ、アオリが釣りたいし食いたい。
まだまだやりたかったのだが、名残惜しくもアマダイ乗合が終わってしまった。
自然の摂理と遊ぶ釣り、釣りたいものは釣りたいうちに釣っておかなければならない。
そんな感傷的な気持ちも働き、常宿野毛屋がこの日はアオリ休船でエビタイ船を出している事情も重なって、アオリが釣りたい俺は平塚庄三郎丸へと向かったのであった。
3人並んだ左舷の真ん中が俺の釣座だ。
7時に河岸払いした船はアマダイと真逆の東に進路を取り、烏帽子岩~江の島間の海域を攻めた。
ここは遡ること、え~っと…何年前だっけ?
茅ヶ崎沖右ヱ門丸のアオリ船で爆釣を経験した験の良い、ポイント。
しかし事前に船長から「アオリが散らばってしまっているので大流しで長く流していく。何処にアオリがいるか分からないので、潮回りまでは仕掛けを上げないでくれ」と言われたその通りで、結構忍耐を強いられる展開となってきた。
左大ドモで2杯、右舷ミヨシで1杯。
潮が濁り気味だったのでまずはピンクの4.5号のエギを使っていたのだが、濁り潮に最も強いのはそう言えばオレンジのエギだったなと思い直し4号のオレンジに変えた、その直後のことだった。
チップしたような感触があり、もしかしたら海藻にカンナが引っ掛かったかな?と思いつつも一度エギを落としこんでから再度しゃくったその刹那、
“ズドオーーーーーン”
“キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!”
これこれ、このイカ離れした凶暴なノリ味と引き味こそがノッコミアオリの魅力な訳よ!
残り3mで巻くのを止めて竿を立て中オモリを掴む。
すると隣でタモを持って待ち構えていた船長が不思議そうに、
「そのまま巻いていいのに。とにかくテンション緩めないでよ!」と注意。
そうか、DIY精神を貫く第二忠丸のCP.UG(仮名)に厳しくアオリの取り込み方を仕込まれた俺は出来ることは自分でやらないといけないと思っていたのだが、取り込みは船長か中乗りさんがやってくれる方が多数派なのだ。
ハリスを手繰ると巨大なイカの姿が、そしてなんとカンナは触手1本に掛かっているだけじゃないか!どうりで引きが強い訳だよ!
素早く船長がタモ取りしてくれて無事にゲット!
じゃ~ん!
1.5kgの立派なオス!
これ1杯しか釣れなかったんだけど十分に満足、だってこのシーズンを数より型を狙うのが正しいアオリ釣りってものなのだ。
【釣果】
6時50分出船、14時10分沖揚がり
7人中3人ボウズ、船中は0~4杯の合計7杯。
厳しい戦いではあったが最大サイズをゲットできて大満足。
捌き甲斐もありました。
白子はまだ極々小さく、釣れた場所も指示ダナ20m台で本格的なノッコミはもう少し先になりそう。
本番はこれから、さあ今年こそ念願の2kgオーバーは釣れるだろうか?