花粉地獄・・・3/2小網代「丸十丸」

なんだか急にカワハギが釣りたくなっちゃって、金曜日の夕方に丸十丸に予約の電話!
 
昨年5月以来となる久しぶりのビューティホー・ポート、小網代港へ!
 
イメージ 1
 
どうすか、この景色!
小さな入り江にある港、自然の造形美がなんとも言えない大好きな風景である。
この日は強風波浪注意報が出ていた影響か、乗船客は僅かに4人のみ!
 
しかしこの日の風向きは北東、実際に東京湾は結構な波だったそうだが、地形的に風裏にあたる小網代~城ケ島の丸十丸が狙うポイントは、ウネリこそ多少あれど波は全くない凪。
 
時間の経過と共に風も弱まってきて、陽射しポカポカの絶好の釣り日和!
 
…と言いたいところなのだが、北東風の風裏であるが故に、風を遮る三浦半島から大量の花粉が飛んでくる気象条件だった訳で、近年医者にまで同情され始めた重症花粉症患者の私としては、非常に楽しくも辛い釣行となってしまったのだ。
 
ところで釣りとは体に染み付くものである。
 
ここのところまったりとしたアマダイ釣りばかりやっていたが故に、恐らくはその対極にあるスピーディーなカワハギ釣りのリズムの違いに対応できず、掛け損じが連発!
 
しかし時間の経過と共に感覚を思い出してきて、10枚釣るまでは3時間半ほど掛かったが、そこから20枚に到達するまでは結構速かった。
 
いや~、この釣り味をすっかり忘れていたけれど、カワハギ釣り、特に宙釣りって本当に面白いな!
誘って誘ってアタリを出す、そして初期アタリを感知してからが本当の勝負だ。
この手強いターゲットをいかに針掛かりさせるか?
 
昨年カワハギ名人達との釣行を重ねて己の未熟さを思い知り、名人達との埋めがたい実力差を埋める為には釣り方のバリエーションを増やさなければならないのかと考えもしたのだが、職業漁師ではない俺は自分が釣りたいターゲットを自分が釣りたい方法で釣る喜びを最優先させるべきだと改めて確信した。
 
引き出しなんて、釣りを続けていれば勝手に増えるもの、まずは自分のスタイルを最優先させるべきなのだ。そこに本当の釣りの喜びがある。
 
そんな訳で手強いターゲットに翻弄されながらも己のスタイルを貫き、とても楽しい釣りが出来たのだった。
 
 
【釣果】
7時30分出船、15時沖揚がり
カワハギ27枚(外道:ベラ、キタマクラ
 
【タックル】 
ロッド:DAIWA極鋭カワハギ1454AIR
リール:SHIMANOステファーノ201
ライン:PE1号
 
【本日の総括】
とても楽しい釣りでした。
食べる分だけキープすればいいので小さいサイズはバンバン放流したし、小さくなくても元気な魚は極力放流したけれど、持ち帰りは16枚。
実家に10枚プレゼントして6枚だけ持ち帰った。
 
越冬したカワハギの肝は小さく、そしてメスは小さいながらも抱卵していて、ノッコミが近いことが窺われた。
 
そして出来る範囲での最大限の花粉対策は施していたつもりなのだが、この夜花粉症の大発作が起きてしまい、くしゃみ・鼻水・目の痒み・頭痛。
繊細な白身魚のカワハギ料理を堪能するどころではなかった。
 
そんな訳で次回カワハギ釣行は、9月にしようと思いました。
 
イメージ 2

カワハギの肝乗せ炙り。背徳的に旨い料理なのだが、正直この日は味なんかわからなかった…。