アオリ記念日…12/24野毛屋

2008年12月23日は我が釣り人生、否、釣りに限定することなく我が人生において非常に重要な意味を持つ日である。
 
会社の大先輩であった(当時)チョイ悪H氏に「アオリイカ釣りに行かないか?」と誘われ、当時ルアー・フィッシングに夢中だった俺は(本当は陸っぱりの方が良かったのだが)エギングにも並々ならぬ興味があった為に二つ返事でOKしたのだった。
 
チョイ悪H氏がチョイスした船宿こそが、そう、我が沖釣りの原点にしてホームグラウンドである金沢八景の野毛屋釣船店だったのである。
 
仮定の話をいくらしたところで実証が不可能だから意味はないと思う。しかしそれでもこの温かな船宿との出会い、この温かいを通り越して火傷しそうに熱い船長との出会いがなければ、自分自身ここまで急速かつ深淵に沖釣りにのめり込んでいったとは考えにくいのだ。
 
 
ところで釣りにのめり込んだ人なら誰もが同意してくれると思うのだが、釣りとは“趣味”というよりも“生き方”といった方がしっくりくるような、自身の存在と根源的に結びついた娯楽である。
 
「あなたの趣味は何ですか?」
 
俺自身、物心ついてから色々な場所と状況で何度となく受けた質問である。
 
音楽鑑賞、読書、スキー、居酒屋巡り、キャバクラ通い(嘘)、ゴルフ(もっと嘘)etc・・・。
 
質問された場所や時期によって、適当な回答を口にしてその場を凌いで来た訳だが、その時々において回答してきた趣味と“釣り”は明らかに異なる重みがある。
 
そんな我が人生の岐路であった12月23日に、実は2008年以降一度も釣りをしていないことが分かり愕然とした。(何の為に存在しているかわからない拙ブログも、過去を振り返る時には役に立つこともある。)
 
じゃあ今年こそは!と思ったんですけどね…。
 
前日22日に休日出勤、その後の打ち上げで飲みすぎ&喋り過ぎ、自己嫌悪から家で飲み直してしまい翌朝は寝坊した上に激しい二日酔いで釣りどころではなかった。
 
だからね、世間ではクリスマス・イヴだとかで浮かれている日に一日遅れのアオリ記念日で最愛の第二忠丸に乗船したんですよ。
 
イメージ 1
 
【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり
(外道:スミイカ1杯)
 
【タックル】
ロッド:マニアス・アオリ・スペシャル350
リール:SHIMANOカルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE2号
 
【本日の総括】
0~6杯、船中13人で31杯、夜中に吹いた南西風の影響か水温が前日比2度も下がっていたそうで、その影響かアオリイカのご機嫌は相当ナナメだった。
 
「俺と一緒でアオリは繊細だからなぁ!」と諦め気味な発言をしながらも持ち前のホスピタリティを発揮して4時まで延長したキャプテンUG。
ボウズは出たけど3時半頃からイカの活性が僅かに上昇してきて、ここで追加したりボウズを逃れたりした客もいて、まあ悪い一日ではなかった。
 
個人的には潮先有利で釣果が偏る日並より、このように全体的に渋い中でいかにイカを乗せるか?という悩めるアオリ釣りの方が好きである。
 
更に言うならば数よりは型に拘りたいのがアオリ釣り。
 
俺の本格シーズンはこれから始まるのだ。