アマダイ記念日…12/28庄三郎丸
今年始めた新種目LTアマダイ。
立て続けに4回ほど通い、50~100mの中深場を狙う釣りなのにオキアミ1匹付けのみで狙うシンプルかつ潔い攻め方、そして本命はもちろん釣れてくる外道も美味な獲物が多く、釣りの面白みにはいささか欠ける種目ながら、すっかりハマってしまった。
何より熱くなってしまった理由はなかなか良型が釣れないということ。
4回挑んで最大サイズは35㎝、とにかく年内に40㎝オーバーを釣りたい!
そんな訳で冬休み第一弾はまたしても平塚庄三郎丸でアマダイ釣りだ!
夕方から雨が降るような予報で空はあいにくの曇り空、しかし風はなくべた凪で絶好の釣り日和である。
最初は大磯沖の60mのポイントからスタート。
3流し目ぐらいの事、誘い上げた竿をゆっくりと下している時にアタリ到来!そのまま下げ続けていると“ゴン!”と針掛かりの感触、25㎝程の本命を釣り上げてまずはホッと一息。
その後、最近大物が安定的に釣れているという二宮沖の90mダチへ移動。
ここで2尾追加するもいずれも20㎝前後のハナッタラシ、リリースしたいところだけど水圧変化で弱っちゃってるからキープして美味しく食べてやることがせめてもの供養だ。
「左後ろで中型が連続で上がったよ。」
と船長がアナウンス。大物への期待が高まる。
そして…。
“ゴン!”
誘い下げている時に違和感を感じて聞き合わせを入れてみたら、竿先が海面に刺さった!
『デカいの、キターーーーーー!』
ドラグが稼働する程ではないが、グングンという強い引きはこれまでとは明らかに違う!
しかし道糸が不意に右側に引っ張られ…
ゲ!
サバを掛けた隣のアングラーの仕掛けが俺の道糸にグルグルに巻きついてしまったじゃないか!
全く、こういう時に良型のサバほど厄介な魚はいない。
グルグルグルグル、グチャグチャグチャグチャ。
サバは暴れる上に俺の道糸にも強いテンションが掛かっている。もうお手上げである。
なんとかサバを外し、仕掛けを切って修復するまで2~3分ってところだろうか?
針を丸呑みしていれば簡単には外れないだろうと淡い期待を寄せていたのだが、再び巻き始めたリールにはオモリの重みしか伝わってこなかった…。
無念。
流れが悪い時って、往々にしてこんなもんだよな。
自嘲気味に諦めモードに入りかけたのだが、海の神は俺を見捨てなかった。
その直後の流しのこと。
例によって底を1m切ってゆっくりとした誘いを繰り返す。
ゆっくりと誘い上げた竿に重みが加わった!更に誘い上げていくと
“ズシン!”
まるで根掛かりのような衝撃、リールを巻くとドラグがフル稼働する強い引き込みが!
『正真正銘デカいの、キターーーーーーーー!!!』
強烈な引き込みに気付いた船長がタモもってやってきた。
抵抗をやめて大人しくなったかと思えば突然ゴンゴン引き込む。間違いない、アマダイである
PEを全て巻き取りあとはリーダー5m(道糸の太さが人によってまちまちなこの釣りにおいてオマツリ対策の長めのリーダーは有効である)!
テンビンが見えてその下には大きな魚影がユラリとついてくる!
51㎝1.5kg!
40㎝が目標だったが一気に飛び越えて50オーバーが釣れてしまった!!
もうこの1尾で大満足。
そして満足するとそこで釣れなくなってしまうのも釣りなのであった。
【釣果】
7時出船、14時20分沖揚がり
アマダイ5尾(外道:サバ、カナガシラ、ガンゾウビラメ、トラギス、アカボラ)
【タックル】
ロッド:alpha tackle AIRBORN STICK30T-200
リール:SHIMANO SCORPION XT 1501-7
ライン:PE1号、オモリ:40号
【本日の総括】
船中14人で1~9尾。
その中で5尾というのは平凡な釣果だけど数より型に拘りたいこの釣り、価値ある1尾が釣れれば非常に満足なのである。
最大は53㎝も飛び出し、40㎝台も3本。
ここのところ連日大型が釣れている好調の波は継続中であった。
釣った魚を金額換算するのもいかがなものかとは思うが、浜値でキロ1万円を超えることも珍しくないというアマダイ、この獲物って相当高級品ってことだよね、うひひ。
美味しく頂きます。