相対的負け試合・・・11/11野毛屋

架け替え作業中だという野毛屋第二忠丸が停泊している桟橋。
 
それは「この試練を乗り越えた者だけが歓喜の調べを奏でることが出来る」というキャプテンからの無言のメッセージとも受け取ることが出来た。
 
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「来るの遅すぎるんじゃないの?」
元気に挨拶した俺に向かって、キャプテンUGから返ってきた答えはこれだった。
 
「あれから真鯛釣れたか?」
「池田の船(*トレードウインズ)は最近調子いいのか?」
 
どうやらキャプテンはいまだ俺が真鯛を追い掛け回しているものと誤解しているらしい。
 
いや、実は最近カワハギなんだと答える訳にはいかない。
そんな小物にウツツを抜かしているなどとこの老船長にバレてはいけない。
 
俺は大物釣り師の風格を背中に漂わせ、寡黙に長い竿をしゃくった。
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そしてミヨシのアングラーが潮先とはいえ18杯も釣った爆釣の日に、俺は僅かに4杯しか釣れなかった。
1kg級も結構上がっていたのだが、俺には300~500gとまさに小物アングラーに相応しい獲物しか釣れなかった。
 
4杯釣れたら上等の獲物だが、数・型共に相対的に惨敗。
何故だが哀しい気持ちだけが残った。
 
【釣果】
7時15分出船、15時沖揚がり
【タックル】
ロッド:マニアス・アオリ・スペシャル350
リール:SHIMANOカルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE2号
 
【本日の総括】 
今期から中オモリ5号か6号指定のライトアオリイカ
船長にいつから10号に戻すのかと尋ねると、しばらくこのまま行くと言う。
 
曰く「中オモリ軽くしてからエギの動きがより自然になって、釣座の有利不利がなくなった」とのこと。
その割りに今日は極端に潮先に釣果が偏っているんですけど…。
 
個人的には慣れ親しんだ10号の方が釣り易く、また指示だなが30mを超えるとエギをポイントまで沈めるのもかったるく、全くメリットは感じられなかった。
まぁこの日釣れていないからそう感じられただけかもしれないが…。
 
いずれにせよこの釣りはイカが深場に潜り、より大型化してくるこれからがシーズン真っ盛り。
 
まだまだリベンジのチャンスはいくらでもある。