カワハギ行脚・・・11/3長井「光三丸」

久々に興味をそそられるブログを読んだ。
 
一貫してカワハギ釣りとは距離を置くスタンスを貫くエキスパートのこの御仁、なんとイカの聖地長井でカワハギ釣りを楽しんでおられる。
それも只のカワハギ釣りではなく、エビ餌使ったり、錘を12号(!)まで軽くしたりと、エキスパートらしい自由な釣りを楽しんでいらっしゃる。
 
しかも氏のHPでこの長井・光三丸のことについて触れていて、「世に先駆けてアオリ乗合を出し」「相模湾で初めてヒラメ乗合を出した」由緒正しいというか、非常にフロンティア・スピリット溢れる名宿であることが伺える。
 
その上二代目船長はスティック・ベースの魔術師、トニー・レヴィンにクリソツだというではないか!
 
追随者であるよりは、開拓者でありたいと常日頃から願っている俺は、怖そうな親子二代船長の待ち構える長井港に向けて車を走らせたのだった。

 
イメージ 1

さて、事前のイメージでは非常に敷居が高そうに思われた光三丸、しかし実態はアットホームな雰囲気のフレンドリーな宿であった。
 
連日爆釣が続いている割にはガラガラと聞いていたのだが、この日は12名乗船とそこそこの賑わい、しかしそれと反比例するかのようにカワハギの活性は船長曰く「今シーズンで一番渋い」という程に渋かった。
 
どうやら前日までに吹き荒れた暴風の影響で、潮が急に濁ってしまったらしい。
 
それでもポツポツと釣れるが小型が多めでなかなかキープサイズが釣れない。
 
ポイントも特徴的で、水深16mから一気に8mまで浅くなる急な駆け上がりや、剣崎のようなキツイ根回り、竹岡のような砂地と、狭い範囲に様々な海底地形があるようだ。
 
宙釣りオンリーの俺は根掛かりや外道を釣る事は極端に少ないのだが、珍しくオモリと仕掛けを3組もロストしてしまった。
 
潮が変われば時合いもくるかと鷹揚に構えてやっていたものの終日ポツポツの食い、ワッペン釣っても仕方がないと針もパワーワイド5号オンリー、良型求めてタナも高目を中心に探ったけど25枚で終了。
キープは僅かに6枚と、期待が大きかった分若干物足りない結果に終わった。

 
【釣果】
7時出船、14時沖揚がり
カワハギ25枚
(外道:ベラ、トラギス、キタマクラ)
 
【タックル】
ロッド:DAIWAメタリア・カワハギ180M
リール:SHIMANOステファーノ201
ライン:PE1号
 
【本日の総括】 
トップは常連さんが43枚とダントツ(この方翌日も竿頭でした)、二番手26枚、25枚という俺の釣果は12人中三番目ということで悪くないかな?
 
大型船の第三光三丸は釣座間隔が広く、船も綺麗で快適であった。
 
帰り際にヤリイカが上向けばカワハギは止めるのかと船長に尋ねると、当面続けるとの事。
更に聞けばカワハギ乗合を出すのは実に30年振りとのことで、手付かずの良漁場であることもうかがえる。
 
竹岡沖を攻めるカワハギ船に比べると随分ゆったりとした雰囲気の長井カワハギ、機会を見て再訪したいところだ。