初上陸・・・ラーメン陸尾山台店

朝から激しい雷雨で釣りはお休みの土曜日。

夏の雷雨といえば通り雨と相場は決まっているのに、この日の雷雨は執拗かつ猛烈であった。

我が家の周りでも多数の落雷があったようで、おおよそ雷鳴とは思えない激しい戦闘を思わせるような爆音が何度も何度も鳴り響いた。

雷やら地震やら、今ではその発生メカニズムが解明されているから、怖いことは怖いけどそれが神の怒りであったり、天罰であったりという発想にはならない。
逆に言えば、だからこそ昔の人々が神を畏れ敬うのも理解できる。
発生メカニズムがわからないのであれば、その恐怖たるや現代人の比ではないだろう。

しかし発生メカニズムが解明されているから、怖がる必要が無いというのも少し違う話である。
怖いものは理屈抜きで怖いし、そういう自然に対する畏怖の念も決して忘れてはならない。

常に自然を相手にしている海の男たちは信心深い人が多い。
かくいう俺も釣りを始めてからというもの随分と信心深くなったような気がしないでもない。

抗わず、ただ過ぎ去るのを待つのみ。

悟りの境地である。

さて、どんなに執拗であろうと、時が過ぎれば去っていくのが雷雨である。

昼前には青空が広がり、穏やかというよりは猛烈な夏の日が戻ってきた。
折角の休日、少しぐらいは楽しいことをしようと思い立ち、新規開店して半年足らずのラーメン陸尾山台店へ!

13時半到着で店内には客5名、多少並ぶことも想定していたので幸運であった。
初訪問店でのお決まり、ノーマルなラーメンの食券を購入、コールは麺かため、野菜多め。


イメージ 1


提供されたラーメンを見てまず思うのは、盛り付けが非常に丁寧であるということ。
ブルータルで武骨なイメージの二郎系の中では、異例と言えるかもしれない。
麺を野菜の下から引っ張り出してすする。かなり硬めなゴワゴワの縮れ麺、食感はぽっぽっ屋の麺に似ているが、こちらの麺の方が小麦の風味が強い。個人的にはモロに好みである。
殆ど生に近い野菜はしゃきしゃきの歯応え。
これはこれでアリなのだが、二郎の野菜ならもう少しクタっとしている方がいいかな。
そして激しく乳化したスープは量が少な目でカエシが強め。
まるでつけ麺のスープのようだ。
上品な見た目とのギャップが激しい暴力的スープ、う~~~ん、再訪の機会あらば味薄めコールを忘れないようにしないと。

全体的には大変美味しく頂いたのだが、帰宅直後から下腹部に違和感を感じ始め、その後激しい下痢を発症した。
それは朝方の雷雨を思わせるような激しい下痢であり、体力を著しく消耗して夕食はなにも食べられなかった。

何がいけなかったのだろう?

とりあえず自然のみならず、ラーメンへの畏敬の念も忘れてはならないと強く思った夏の日の夜。