塩分地獄・・・渋谷 凛

久し振りに仕事で渋谷へ。

丁度昼時だったので、ついでにランチと凛に向かった。

オーダーは前回訪問時に気になった季節限定のスープ無し。
味は醤油と塩ラー油の二種類が用意されていたが、まずはオーソドックスに醤油でいってみましょう。

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ビールを飲みながら待つこと数分で提供されたスープ無しは、生卵がデフォで付くすき焼きスタイル。

かき混ぜて、まずはそのまま一口食べてみると・・・
「しょっぱい!!!」
醤油に塩を混ぜたかのような凶悪なタレの味、健康に直ちに影響は無いかもしれないが、間違いなくゆっくりと身体を蝕むであろう放射能系危険食品である。

生卵に絡めると多少は緩和されるとは言え、それでも人間が美味しく食べられる範疇を大きく超えた猛烈塩分地獄、これ何か作り方間違えてるんじゃないの?

野菜はなんとか完食したが、既にタップリとタレを吸っていた麺は治療不可で、半分近く残してギブアップ。

二郎系においては多少不味かろうとも完食せねば敗北感が漂うので頑張るのが常なのだが、今回は塩分地獄という思わぬ敵に完敗だ。
そもそも俺は血圧が高いのである。

嗚呼、こんなことならいつものようにポン酢を注文すればよかったな。
全ては後の祭りである。

店を出ると外は相変わらずの猛暑であった。
俺は食べる前よりも一層力無くトボトボ歩き、コンビニでガリガリ君梨味を買い求めて塩分地獄による口中のヒリヒリ感を緩和させてから、哀しい気持ちで次の現場へと向かった。

異邦人のムルソーの気持ちが少しわかったような気がした。