白子祭終焉…7/15野毛屋

混雑したら2隻出しだというし、白子祭は残り僅かだし、とにかく釣りの味も食べた味も別格の湾フグを堪能したいし堪能してもらいたい!
という訳で一向に止まない南西風が気になったけど、友人(仮にA君)誘って2週連続の野毛屋参詣!
 
そしたらイサキ船が中止となり、なんと野毛屋釣船店3隻全船がフグ出船という初めて遭遇する事態に!
集まった客数は数えてないけど50人位いたのではないか?
 
白子祭が残り僅かとは言え、この日剣崎では南西12mが吹き荒れるタフ・コンディション。
世の中変態は数多くいるものである。
 
我々は第二忠丸の右舷に陣取り、出船!
 
大貫沖に到着してみれば巨大船団!
こんなにフグ船あるわけないなと思って船団を構成する船を見れば、羽田かみや、川崎中山丸、太田屋、渡辺、こなや丸、深川吉野屋etc...はい、タチウオ船団でした。
そっか、不安定だったタチウオもようやく浅場に上がってきたか!
これは近々狙わねばなるまい。
 
さて実釣開始ですが。
 
…。
 
……。
 
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「あれ?底荒れ?」
 
たまにヒイラギやヒトデが掛かるが、先週あれだけあったアタリが皆無で、虚しく時間ばかりが過ぎて行く。
 
アンカーを下ろすと操舵室から出てきてあちこちで客と談笑していたキャプテン勇治も、時が経つにつれ操舵室にいる時間が長くなり、徐々に引きこもり児童と化していった。
 
止まない風、凪ぎない海、釣れない魚。
 
これを傍から見ると、
“強風に吹かれ、波にもまれ、釣れもしないのに延々と竿をしゃくる変態ども”
となる。
残念ながら我々も変態軍団を構成する2ピースである。
 
12時頃、やっとの思いで掛けたフグが巻き上げバラシ。
経験的に言ってこれはボウズパターンである。
 
しかしその後船下で空アワセにガツンという衝撃が走り、まあまあのサイズのフグを釣り上げたのだが残念ながらアカメ。普段なら嬉しい獲物だが、白子祭期間中は残念な気がしてしまう。
だが兎にも角にもボウズは脱出出来たのだからホッと一息ついたのも事実。
時刻は13時だった。
 
ここで「ホッとした」のがまずかったか、次いで掛かったのは正真正銘ショウサイフグ。
海面に現したその姿はオスだったら白子持ち確定のグッド・サイズだ!
ギリギリまで巻いて「うりゃっ!」っと引っこ抜くと
“ポロッ…”
“うわああああああああ、バレたああああああああああああああああああああ(T T)!”
 
THE END.
 
 
 
 
【釣果】
7時20分出船、15時10分沖揚がり
ヒガンフグ(アカメ)1尾
外道:ヒイラギ、サメ、アカエイ、ヒトデ

【タックル】
ロッド:マニアス・フグ・リミテッド
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号

【本日の総括】
本命は釣れなくとも良型アジを3尾釣った友人(仮にA君)。
アカメ1尾、ショウサイには目の前で逃げられた俺。
共に悲しい結末となった。
 
しかしねえ、右舷8人中5人がボウズ、いくら時化後とは言えここまで渋いとは思わなかった。
 
イメージ 1
 
アカメのムニエルは旨いんだけど、俺の狙いは白子持ちショウサイフグ。
 
沖揚がり後船長に尋ねたら白子率は5割だったそうで、白子祭既に終焉を思わせる結果だ。
 
俺は残り物の白子フグに遭遇できるのか、それとも戦いは来年に持ち越されるのか?
いずれにせよこれが最終戦だったらかなり後味の悪い2012湾フグ白子戦線となってしまうなぁ…。