完全版・・・渋谷「凛」
12時半すぎに終了するも、次は3時から渋谷でもう一仕事入っており、会社に戻るのも忍びない。
そんな訳で梅雨の中休みの晴天下、渋谷の街を久し振りにウロウロする。
興味のあるものは何も無く、欲しいものも特に無い。
好奇心も物欲も特定の極めて限定的な範囲にしか向かなくなった自分は、衰えたのか？それとも成熟したのか？
恐らく両方であろう。
着ている服はノベルティかネット通販、買うCDは主にノスタルジー刺激系、節操無く買う本もビジネス書や自己啓発の類いは皆無で中間管理職には似つかわしくない文芸書中心、釣具屋行っても最近は仕掛類や糸や小物類ばかり。
確かに考えてみれば随分チマチマと生きているような気がしないでもない。
だったらせめて食い物だけでもガツンと男らしくいってみるか！
という訳でやってきたのは凛渋谷店。
オーダーは勿論ぽん酢完全版である。
(ついでにこっそりと生ビールを頼んだことは会社には秘密である。)
二郎インスパイアは数多あれど、このぽん酢完全版の存在こそが凛を凛たらしめている個性だと思う。
オリジナリティがある上に相当旨い。
醤油もいいけど凛に来たらぽん酢完全版をオーダーするべきなのだ。
歯応えの良い短めの平打ち麺、しゃきしゃきの野菜、豚は何故か1枚しか入っていなかったがサイズは巨大、旭ぽん酢は酸味がマイルドで上品な味、うんうん、いつも通り旨い凛でしか味わうことの出来ない味で満足。ぽん酢完全版最高だ！
と言いつつも、周りを見渡すと多くの客が期間限定の汁なしを頼んでおり、それがまた非常に旨そうに見えた。
いつだって隣の芝生は青く見えるものである。
次回訪問がいつになるかは分からないけど、その際は汁なしをオーダーしてみようかな。
