二日酔い・・・ラーメン髭

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中途半端な酒量と時間に終わった前夜の飲み会。
なんとなく物足りなかったので、家に帰ってから本格的に飲み直したのがいけなかった。

朝一から商談だというのに完璧な二日酔い。
舌はもつれ、言葉に詰まり、頭が働かない。
我ながら最悪のプレゼンである。

皮肉なもので、そういう日の商談に限って長引くものなのである。

嫌な汗を沢山かいた。

気分を変えるために、パンチのある昼飯を食って帰ろうと立ち寄ったのは平和島のラーメン髭。
二郎インスパイアの老舗である。

オーダーはラーメン。トッピングにニンニク少々。

本当はシャキッとする為に迎え酒でビールもいっておきたいところだったが、会社の後輩も一緒だったので泣く泣くスルーした。

硬めに茹でられた太目の平打ち麺、作りおきせずに一杯分ずつ茹でるシャキシャキの野菜、しっかりした味のスープ、全てが好みで非常に旨かった。

季節柄か客の多くは油そばをオーダーしていたが、傍目に見てもそれはとても旨そうだった。
今度は油そばを食べに来よう。


ところで同行した会社の後輩とは、見るからにラーメンとは無縁そうな女の子だったので俺は止めたのだが、臆することなくついてきて、臆することなく店に入り、臆することなくラーメンを豪快にすすり、そしてその手強いラーメンを完食した。

見直したぜ。

俺は健闘を称え、黒烏龍茶をご馳走したのだった。

「少食の人ってどこかで埋め合わせをしていそうで信用出来ない」とは村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドに出てくる胃拡張の図書館の女の子の台詞だ。
俺はそんな風には考えないけど、それでも食べっぷりの良い女の子は見ていて気持ちの良いものだと思った。

簡単に残しやがるんだよな、どいつもこいつも。