5メートル…5/1野毛屋

ようやく竹岡の浅場にノッコミのアオリイカが集結してきたようで、冴えない釣果が続いていた野毛屋第二忠丸(アオリ編)も豊漁に沸いてきて、キャプテン勇治の釣果欄のコメントも持ち前の冴えを取り戻してきた。
 
いよいよ復讐第二弾の機は熟した。
 
GW期間中とは言え平日の5/1、この日であれば多少は空いているだろうと目論んで第二忠丸へ乗船したら、なんと12名もの客で溢れていた。寧ろGW期間中で最も混んだ日となってしまったらしい。
なんというか、皆考えることは一緒である。
 
しかし先日の丸十丸カワハギ釣行で釣り運が切り替わった事を確信した俺は楽観的であった。
悪いことが続いたあとは、得てして良いことが続くものである。
なんの根拠もないけれど、43年も生きているとその手の経験則は侮れない力を持っていることを学んでいるのだ。
 
定時に出船した第二忠丸は、竹岡沖に直行。
最初の指示ダナは27mと思いのほか深いところ(5mハリスを勘案すると水深34~5mってところか?)でスタート。
 
俺がチョイスしたエギはYO-ZURIアオリーQのマーブル・サクラダイ4.5号。
BIG BAIT、BIG FISHのセオリーに忠実に、ノッコミの大型のみにフォーカスした男エギである。
数じゃない、型に拘っているのだ、今日の俺は!
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・・・。
 
しかし潮流れが緩く、アオリちゃんはなかなかその姿を現さない。
俺はこっそりエギを4号にサイズ・ダウンし、更に細かいカラー・ローテーションを施し、サイズに拘らずヤル気のあるアオリちゃんを拾っていく作戦に切り替えた。
あっさりと信念を曲げちゃうこの柔軟さも、俺というアングラーのフレキシブルで魅力的な一面なのだ。
 
しかし釣れない。
船中でもたま~~~~~~~~に潮先のアングラーに掛かるのみで、連発シーンはない。
くそ、こんなことなら3.5号のエギも持ってくればよかったぜ!
あ、冗談冗談。
 
上げ潮が完全に止まってしまった12時半過ぎ、船は東京湾観音のほぼ真下、指示ダナはなんと僅かに5mという究極の浅場へと移動した。
こんな浅いところに居る奴なら産卵間近のデカイ奴に違いない!
俺は再び朝一の4.5号男エギを装着して投入!
すると、
「乗りました!」
大ドモのアングラーが弾んだ声を出した。
見ると長竿が綺麗な弧を描いている。
羨ましげにその様を眺めていたら、
“チュドーン!”
「?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
忘れかけてたこの感触、紛うかたなきアオリのそれである。
遂に俺の男エギにノッコミのアオリイカが乗ったのだ!
しかし指示ダナは5m。竿の長さは3.5m。ほんのリール4回転ぐらいで中オモリが上がってきてしまい、ヤリトリも何もあったものでは無い。
しかし随分引かないなぁ~、浅いからかなぁ~、などと思っていたのだが…。
 
「…。」
 
キャプテン勇治が直々にタモで掬ってくれたそのアオリイカは、まるでシーズン最初期の10月下旬に釣れるような目測300gほどの極小であった。
そりゃ引かない訳だよ。
 
まぁ予定とは随分違うサイズだが、久し振りに本命の型を見れてホッとしたのも事実。
 
この流しで更に2杯があがりそのうち1杯はなかなかの良型、さあ、じゃあここからが本当の型狙いってことでガンガンとしゃくるぜ!
 
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【釣果】
7時15分出船、15時30分沖揚り
アオリイカ1杯

【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:カルカッタコンクエスト301F
ライン:PE2号、ハリス:フロロ5号
 
【ヒット・ルアー】
YO-ZURIアオリーQマーブルサクラダイ4.5号 
 
【本日の総括】
その後竹岡一帯を水深を変えながら探るも不発、大きくサイド・チェンジをして観音崎を探るも不発、最後にまたまたサイド・チェンジして大貫の浅場を狙うも不発、結局12人で釣りして0~4杯、船中10杯で終了してしまった。
大物を狙いに来たのに極小1杯、しかしながら半数の客が丸坊主に終わった渋い状況の中、小さいながらも本命獲れて良かったなというのが偽らざる心境だ。
 
帰りしなに船長に聞いたら、次の小潮周りもアオリ船を出すと言う。
 
この満たされない思いを果たす機会はまだあるということだ。
 
最後にスカッとするような釣りをして、シーズンを締め括りたいものである。