怒朝食・・・ラーメン二郎三田本店

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木曜日の朝の楽しみと言えば、通勤途中に読む週刊モーニングと相場は決まっている。

いつものように自宅最寄り駅近くのコンビニでモーニングを買い求め、電車に乗り込むと同時にページをめくる。
何かがおかしい。
既視感があるというか、ストーリーの先が読める。
普段から神経を研ぎ澄ましていた為に、遂に私は予知能力を身に付けてしまったのだろうか?

そんな訳はない。
実はそのモーニングは前週に発売されたものだったのだ。

新刊発売日に前週号を店頭に並べておくなんてコンビニの風上にもおけない愚行悪行怠慢じゃないか!
確かに自分も不注意であった。それにそのコンビニは普段から接客も陳列もオペレーションも最悪で、さりとて自宅から駅までの間には他に選択肢が無いためにいつも不本意ながら利用していた店、これぐらいの仕打ちはしかねないのだ。

320円を無駄にしたことも腹立たしいが、それ以上に私の怒りは根源的だった。
それはモラルの問題であり、原則の問題であり、矜持の問題である。

折り悪く会社での仕事も重要な局面を迎えている。

気分を変える必要がある。

私は田町駅で途中下車し、ラーメン二郎三田本店に向かった。
勿論仕事ではなく、朝食を摂る為である。
旨いラーメンで腹と心を満たし、ヤル気をチャージしたら一気に仕事を片付けるのだ。

慶應の正門を過ぎ、目的地が見えてくると、早朝にも関わらず3人程が並んでいた。これなら直ぐに入店できるだろうと思っていたら、私が列の最後尾につく直前、道路の反対側から歩いてきた軽佻浮薄な身なりの3人組の若者達が私と最後尾の待ち人との間に滑り込んできて、一気に7番目の待ち人へと格下げされたのだった。

本当に毎度のことだが、悪いことって重なるのだ。

とはいえ10分足らずで入店が叶い、更に麺硬めコールをしたことで比較的早く私の目の前に丼が登場した。

小ラーメン、野菜マシ、ニンニク少々。

絶妙の茹で加減の麺、歯応えも小麦の薫りも最高でうっとり。
僅かに乳化したスープはダシもカエシもしっかりしてて最上級。
どうやら今日はアタリを引いたようだ。

豚がパサついてたのが残念だったけど(脂が抜けてパサパサになった豚肉が発する臭みは私の好むところではない)、量も味も大満足の朝食であった。

そして私は会社で仕事の鬼と化し、星一徹並の非情さと信念をもって仕事を完遂したのだった。

安易に流されること、流れに身を任せることをよしとせず、これからも生きていこう。
Let it be もケセラセラも私の前では無力なのだ。

しかし先週号のモーニングを購入してしまったことで、私の一日は思いもしない展開をみせたことは間違いない。