金谷カワハギ最終船…3/3金谷港光進丸

先日、釣り味も食味も非常に美味しい思いをさせてもらった金谷の光進丸カワハギ船が、3/3の出船をもって今期の営業を終了するというニュースが飛び込んできた。
 
揃って美味しい思いをした友人(仮にA君)もこのラスト・チャンスを逃すはずもなく、そろって出撃!
 
出船前に船長と少し話をしたところ、ここのところオスの個体に小さいながらも白子が入ってきた為ノッコミが近い
と判断、職漁船との協議により資源保護の為に9月までの禁漁を決定したと言う。
こういう手厚い保護活動が金谷沖の濃い魚影を支えているのだと実感。
やはり長く釣りを楽しむ為にはこういう地道な努力が必要である、ってフグの白子が大好きな俺にそんなこと言う資格があるのかどうかはひとまずおいてといて。
 
片舷6人ずつの12名乗客を乗せた最終船は定時の7時丁度に金谷港より出船!
 
しかし金谷沖では風速15mもの北東風が吹き荒れており、地形的に風裏になる為波は大したことがないものの、時折周期の長いウネリが入り込み攻められるポイントは限られるようだ。
 
開始早々友人(仮にA君)が本命を釣り上げたものの、全体的にかなり渋め。
しかも時折釣れ上がってくる程度の本命はいずれも型が小さい。
前々週にはまるで最盛期の竹岡のような活発さだったが、今日は終末期の竹岡のよう。僅か2週間しか違わないが、条件次第でこんなにも様子が変わるのが釣りであり、カワハギである。
 
前回は宙で誘い、そこで感じる小さなアタリをあの手この手で掛けていく戦法で数を伸ばしたが、この日は暴風の影響で厳寒期の殊更小さなカワハギのアタリを上手くキャッチすることができず、度々エサをツンツルテンにされた。
どうやら魚が居ない訳ではないようだ。
 
仕方がないので個人的には良い思いが無い上に疲れるから封印していたタタキ釣りで、確実にアタリを出して拾っていく攻め方に変えてみる。
 
最近は直結仕掛けオンリーだったので、2号のガンダマを噛ませて釣りをやると、なんだか感じが違う。
激しいタタキも体力を消耗するし、なにより竿の繊細なメタル・トップを傷めてしまうような気がして嫌なのだが、背に腹は変えられない。
 
竿の動きを止めると宙層でもエサが瞬殺される状況だったので、大きく長くタタキを入れピタッと止める。そこで出たアタリを聞き合わせて釣る方法で2枚、小さなアタリが消えた時にタルマセて2枚追加した。
今期殆ど使っていない原点回帰的釣方だが、基本セオリーもやっぱり釣れるものだと実感。うん、状況によってはもっと使っても良い先方だ。
 
しかしその直後、タタキ・タルマセには付き物の根掛かりに悩まされることに。
タルマセた状態から竿を起こすと魚が掛かっているのにオモリが根掛かってリールが巻けずにプチ・パニックに陥ったり、何度目かの根掛かりではついに外せず仕掛けとオモリをロスト。
 
これを機にまた宙釣りメインに戦法をチェンジした。
 
ストレスの溜まる釣り方は望むところではないし、なによりタタキ・タルマセのオートマチック感の強い釣り味ははイマイチ面白くないのだ。
 
風でアタリが取り辛いなら、己の感覚を研ぎ澄ます訓練だと思ってより集中するまでよ!
 
しかし…。
 
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出船時は厚い雲に覆われていたが、10時頃から最高の天気に!
 
【釣果】
7時分出船、13時沖揚がり
カワハギ11枚
(外道:ベラ)
【タックル】
ロッド:DAIWA 極鋭カワハギ 1454AIR 
リール:SHIMANO スコーピオンXT1501-7
ライン:PE0.8号

【本日の総括】
船中3~18枚。
宙釣りにはやはり厳しいコンディションで11枚に終わったが、タタキ・タルマセを行っていなければ釣果は半分ほどであっただろうと思われる。危ない。
ツ抜け出来れば上出来だが、惜しむらくは25センチ以上の良型が1枚も釣れなかったこと。
前回乗船時には数以上に型の良さに驚いた金谷沖であったが、今日は竹岡サイズばかりであった。
まあ波風の影響で大型が多い場所を攻められなかっただけかもしれないが・・・。
 
これをもって今シーズンのカワハギ行脚も終了かな?
まあ気が向いたら小網代リベンジか、通年やってる久比里の船宿に行くかもしれないが。
9月の竹岡開幕以降地元近くの羽田かみやカワハギ船に13回乗船、更に竹岡終了後は小網代丸十丸1回、金谷光進丸に2回と半年で実に16回もカワハギに捧げたシーズンであった。
釣りの腕前とカワハギ料理に関しては前シーズンまでと比べると格段の進歩があったと思う反面、多額の小遣いと多くの時間を失った。
来期はもう少し常識的な範囲でカワハギと戯れようと思う。
 
そして気が付けば冬の俺のファースト・プライオリティー・ターゲット、アオリイカに今シーズンまだ3回しか行っていないという事実!
うかうかしてたらアオリももう終盤戦だし、夢の2kgオーバー目指して気合をいれてしゃくりまくらねばと思った次第である。