2012年初大井町・・・臚雷亭

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フライデー・ナイトは酒飲みサラリーマンにとっての祝祭の日かもしれないが、サラリーマン・アングラーにとっては翌日の戦闘に備えて早く帰る黒い安息日である。

しかし翌日は所用の為に釣りはお休みの金曜日、ウイークデーを会社に捧げたプロレタリアートの悲劇を労う為に、俺は大井町で途中下車した。

立ち寄ったのは中華立ち飲みの臚雷亭(ローライテイ)。
角打ちの有名店、肉のまえかわの目と鼻の先に位置する。

この日は昼頃から何故か餃子の呪縛に取り憑かれ、とにかく全身が餃子を狂おしいまでに欲していたのだ。

おつまみは100円からラインナップされているリーズナブル価格だが、出てくる料理は本格的。この日は大根の漬物、焼き餃子、エビチリの3品を頼んだが、どれもなかなか旨かった。

大ジョッキにホッピー(ナカ2回おかわり)、料理3品で2000円でお釣りがくる驚愕のコストパフォーマンスだ。

細長い店内の壁に沿ってカウンターが設置されているので客どうしが背中合わせに飲むちょっと不思議なシチュエーション、しかし自分の世界に浸るなら好都合である。

坂口安吾の小説をゆっくり読みながら、昭和枯れススキな世界を堪能した。