2012年初カミヤ・・・新橋もつ焼きカミヤ

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釣りは羽田かみや、もつ焼きは新橋カミヤというのがこの冬の我がライフスタイルであったが、羽田かみやがカワハギ船を止めてからとんとご無沙汰だし、新橋カミヤに至っては、あれ?今年まだ行ってないような・・・。

そんな訳で会社帰りに新橋で途中下車、カミヤの暖簾をくぐった。

「いつものでいいですか?」
俺の姿を認めると、カウンター内でオーダーを取り仕切っているアジア系の兄ちゃんが聞いてくる。

俺は頷くと、まず大瓶のビールが提供され、次いで半生レバー(ニンニク)が登場し、その後塩味のお任せ串焼き10本が届けられる。イメージ 2
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そこまで俺が足繁く通っているのかと言えばそうではなく、2回目訪問時は「この前と同じでいいですか?」であり、3度目にして早くも「いつもの」になったのだ。
これを天賦の才と呼ばずして何と呼ぼう?

俺のようなさしたる特徴の無い人間と、特徴の無い人間らしく特徴の無いオーダーを正確に覚えているなんて、尋常じゃない記憶力だ。
或いは彼が筋金入りのハードゲイで、たまたま俺が彼の好みのタイプだった、なんてことは・・・やっぱり考えられない。

この店にはTVも無く音楽も流れていない。

人々のざわめきをBGMに、本すら広げずひたすら気を抜いてボーッと飲む。
それこそがこの店の最も正しい味わい方なのではないか?という気がする。

そして俺にとってはひたすら気を抜いてボーッと一人で酒を飲む時間は実はとても大事なのだ。
負けないことや投げ出さないことや逃げ出さないことや信じ抜くことなんかよりもずっと。