2012年初ポン酢・・・凜渋谷店

イメージ 1

打ち合わせで渋谷へ。

そして打ち合わせ終了後、昼時を過ぎて空席の目立つ凜へ。

オーダーしたのは勿論ポン酢、トッピングはニンニク少々。

すだちの香り豊かな旭ポン酢をカエシに使用したスープは程よい酸味で非常に旨い。
そして平打ちの短い麺は食べやすく、程好い歯応えの絶妙な茹で加減と相俟って個人的にはストライクだ。

二切れ入った大振りの豚、これも三田本店でアタリを引いた時のような最高に旨いものだった。

蒲田店に比べていつも物足りなく感じられていたボリュームも、この日は充分満足出来るものだった。
店の構造上厨房の中は伺い知れないが、もしかしたら作っている人が違うのかも?

そんな気がする程、いつも以上に満足度の高い一杯だった。
ごちそうさま。

店を出て、膨らんだ腹を抱えながら渋谷駅へ向けてヨロヨロと歩いていると、まるでジェロのようなルックスの黒人ポン引きが流暢な日本語で「アニキ、アニキ」と話し掛けてきた。
ここ数年、センター街を一人で歩いていると、昼夜を問わずかなり高い確率で黒人ポン引きに目をつけられる。
一体彼等は何を企んでいるのだろうか?
そんな疑問を解決する為に彼等の誘いに乗るような好奇心も暇も財力も俺は持ち合わせていないのだった。

だいたい「アニキ」って何だよ?
毎週末船に乗って狩りに出掛けている為に、この時期としては比較的日に焼けている方であることは否めないが、貴様にアニキと呼ばれる筋合いはない。
そもそも俺に弟などいないのだ。

世の中は俺の知らない世界で満ち溢れている。
でもそんな世界は知りたくもねえ。

俺は俺のささやかな世界を維持するだけで手一杯なのだ。