剥がれてしまった化けの皮・・・11/3羽田かみや
僅か3日間のうちに二度もボウズを喰らってしまうと、打たれ弱さに定評のある私の心はポッキリと二つに折れ、気分も塞ぎがちになるのであった。
アタリの多い釣りをやって癒されたい・・・。
羽田かみやのカワハギ船はこの日癒しを求める雑魚アングラーでごった返し、なんと21人も乗船。相変わらず人気ありますなぁ。
釣座は右舷トモ三番手。まあ何処でも関係ないでしょう。
1時間強のクルーズの後に竹岡沖に到達(船上で眠れない体質の俺はこのロング・クルーズの時間を有効に使う術をまだ知らない)。一時に比べるとこの海域を攻めるカワハギ船は随分と減った印象だ。
合図があって実釣開始。水深は20mとアナウンスがあった。
オモリが着底し、トントンと底を取り直そうとすると、
「!!!」
何と第一投目からいきなり根掛かりだ!
この辺の根掛かりは竿を煽ると比較的簡単に外れる事も多いのだが、今回はガッチリと掛かってしまったようでビクともしない。
止むなく道糸を手で引っ張り、オモリと仕掛けをあっさりロスト。
はっきり言ってこれは相当に萎える。
オモリが着底し、トントンと底を取り直そうとすると、
「!!!」
何と第一投目からいきなり根掛かりだ!
この辺の根掛かりは竿を煽ると比較的簡単に外れる事も多いのだが、今回はガッチリと掛かってしまったようでビクともしない。
止むなく道糸を手で引っ張り、オモリと仕掛けをあっさりロスト。
はっきり言ってこれは相当に萎える。
朝の内は中オモリつけて底を探るのが最近のスタイルだったが、この幸先の悪さに嫌気がさしてガン玉外し針をハゲ系に変えていきなり宙釣りに変更。
暫くの後アタリが到来、聞き合わせると針にしたようで一気に巻く。
しかし上がってきた魚体は赤く、なんだベラかと思って抜き上げるとそれはウスメバル(多分)だった。
ベラやトラギスよりも優しく丁寧にリリース。
しかし着水と同時に目敏いカモメがメバルさんを掻っ攫って行ってしまった。
しかし上がってきた魚体は赤く、なんだベラかと思って抜き上げるとそれはウスメバル(多分)だった。
ベラやトラギスよりも優しく丁寧にリリース。
しかし着水と同時に目敏いカモメがメバルさんを掻っ攫って行ってしまった。
・・・ついてないね、お互い。
さてその後。
隣のアングラーとオマツリ。相手の道糸が俺の仕掛けにぐちゃぐちゃに絡み修復不能で止む無く仕掛けを切断。
その後更に隣のアングラーとオマツリ、またしても相手の道糸が俺の仕掛けに粘着質に絡まっていて仕掛けを切断。
(しかし何故若者達はオマツリと見ると手で解こうとする前に竿を何度も降るのだろう?そんなことをしても余計に絡まるだけで解けやしないのに・・・。)
(しかし何故若者達はオマツリと見ると手で解こうとする前に竿を何度も降るのだろう?そんなことをしても余計に絡まるだけで解けやしないのに・・・。)
・・・。
悪い流れ、継続中。
いや、更に悪くなってるじゃないか!
いや、更に悪くなってるじゃないか!
宙層では外道のアタリもない代わりに本命のアタリもまるで無かった。
お陰で餌の消費が少ないエコ・フィッシングを展開した。実は俺は地球に優しいのだ。
お陰で餌の消費が少ないエコ・フィッシングを展開した。実は俺は地球に優しいのだ。
しかしどうみてもこの日のタナは底なんだよね。外道の猛攻に混じって本命が掛かってくる印象だ。
宙ではあまりにも釣れないから久々にオモリを着底させてみたところ、またまたいきなり根掛かりでオモリと仕掛けをロスト。どうなってんだ、この流れは?
嫌になってこの後はまたまた宙狙い。
とにかくアタリが少ない。
とにかくアタリが少ない。
活性の高い時はおかわりを2回はするアサリも朝一で配られた餌が三分の一以上残り、クーラーもスカスカのまま沖上がりを迎えた。
嗚呼、今回のトンネルはあまりにも長い。
天気も気分もドヨヨヨヨ~~~ン…。
天気も気分もドヨヨヨヨ~~~ン…。
【本日の総括】
トップは昨年のDKOのファイナリストだった常連さんが断トツ、ツ抜けは3人、船中21名で1~22枚とかなり渋い日であったことは間違いないのだが、トップが22枚釣ってるのにそもそも俺はアタリ自体20回も感じられなかった訳で、「アタリが少ない時にいかにアタリを出すか?」という新たな課題が見つかってしまったのであった。
トップは昨年のDKOのファイナリストだった常連さんが断トツ、ツ抜けは3人、船中21名で1~22枚とかなり渋い日であったことは間違いないのだが、トップが22枚釣ってるのにそもそも俺はアタリ自体20回も感じられなかった訳で、「アタリが少ない時にいかにアタリを出すか?」という新たな課題が見つかってしまったのであった。
やはり一筋縄ではいきませんな、カワハギという奴は。
行く度に満喫していたカワハギ鍋もこの枚数ではお預け、刺身とカワハギダシの湯豆腐という妥協メニューで手を打った。
しかし怪我の功名と言うべきか、湯豆腐の残り汁で味噌汁を作ってみたら驚くほど旨かった。
食って旨けりゃ貧果の虚しさも多少は紛れるってもんだ。
食って旨けりゃ貧果の虚しさも多少は紛れるってもんだ。
バイオリズムというか、運気の流れって理屈じゃ説明出来ないけど本当にあるから不思議だ。
仕事だって往々にして悪いことは重なりがちだし、運転しててもやたらと赤信号に捕まることがあるし、釣り運も低迷するとどの種目を選んでも駄目だったりするのだ。
運命には抗えないことを先人達は歌にしている。慰めにはならなくても、多少の救いにはなる。
そのうち風向きも変わるさ。
意志や努力で風向きを変えることが出来ないのなら、風向きが変わるのを待つだけだ。
勿論ノンビリと釣り糸を垂れながら。
意志や努力で風向きを変えることが出来ないのなら、風向きが変わるのを待つだけだ。
勿論ノンビリと釣り糸を垂れながら。
カワハギの肝入り味噌汁、美味!