札幌二郎インスパイア・・・ブタキング
何の因果かお盆に札幌出張。
折角だからご当地ラーメンでも食べるとしますか。
ラーメン二郎人気の波は青函連絡船に乗って津軽海峡を越え、遂に北海道にまで到達した。
調べるとあるわあるわ二郎インスパイア店!
そんな中でかなり人気が高く、かつ札幌らしく味噌ラーメン1本で勝負している「ブタキング」という店に狙いを定めてGO!
「・・・。」
北海道はデッカイドウ。
地図を見る限りでは駅から割と近いように思われたその店は、最寄の地下鉄駅から実に1.5kmも離れていた。
折悪くその日は北海道にあるまじき炎天下。
汗だくになってコッテリタップリの二郎系ラーメンを求めてサマヨイアルクヨンジュウニサイノボクハばかナノデハナイダロウカ?
いかにも北海道といった幅が広くて真っ直ぐな道路は、交通量は非常に多いものの歩いている人間など俺を除いていやしない。
・・・。
北海道はデッカイドウ。
そう、ここ北海道では“徒歩”という移動手段はポピュラーではないのだ。
命カラガラ歩いていると、ようやく目差すブタキングが見えてきた!やった!やっと労働が報われる!
しかし俺が店に入ろうとしたその刹那、止めた車から降りてきた5人の親子連れグループが俺と券売機の間に滑り込んできたのだった。
間一髪、アウト。
そして券売機の前であーでもない、こーでもないとメニューについて議論を始める始末。
おい、俺はもう心を決めてるんだよ!そんなに悩むんだったら俺を先に入れてくれ!
・・・と言いたいところだったが勿論言わない。
そしてそのグループがタップリと時間をかけてメニューを選び席に着くと、丁度5席あった空席が全て埋まり、俺は店内唯一の並び組へと転落した。
・・・。
前置きが長過ぎた。
しかしこの前置きという名の物語も、ラーメンという世界に組み込まれた重要なファクターのひとつだ。
俺の注文は豚入りラーメン。トッピングは野菜・脂!
ニンニクはデフォで結構な量が乗っかっていた。う~む、今から仕事なんだが、まあいいか。
ニンニク以上に目についたのは豪快に振り掛けかられた背脂の量!こりゃ脂コールは不要だったか!
予想外の展開に若干怯みながらもまずは野菜を掻き分けまずは麺を引きずり出す。
黄色がかった中太のストレート麺はツルツルとした食感、固さは程よい感じで悪くない。
豚はチャーシューの煮汁のようなタレにつけられていた。二郎基準で言えばおとなしめだが、一般的には味もボリュームもまあまあといったところ。
肝心のスープだがダシがあまり感じられず、お湯に味噌を溶いて脂を加えただけという印象を受けた。もうちょいパンチが欲しい。
しかしながら二郎と札幌ラーメンのハイブリッドは、ご当地ならではの必然性が感じられて、旅先で食す一杯としては満足度の高いものであった。
一回行けば充分だけど、一度は行っておきたい。
そんな位置付けの店だった。
折角だからご当地ラーメンでも食べるとしますか。
ラーメン二郎人気の波は青函連絡船に乗って津軽海峡を越え、遂に北海道にまで到達した。
調べるとあるわあるわ二郎インスパイア店!
そんな中でかなり人気が高く、かつ札幌らしく味噌ラーメン1本で勝負している「ブタキング」という店に狙いを定めてGO!
「・・・。」
北海道はデッカイドウ。
地図を見る限りでは駅から割と近いように思われたその店は、最寄の地下鉄駅から実に1.5kmも離れていた。
折悪くその日は北海道にあるまじき炎天下。
汗だくになってコッテリタップリの二郎系ラーメンを求めてサマヨイアルクヨンジュウニサイノボクハばかナノデハナイダロウカ?
いかにも北海道といった幅が広くて真っ直ぐな道路は、交通量は非常に多いものの歩いている人間など俺を除いていやしない。
・・・。
北海道はデッカイドウ。
そう、ここ北海道では“徒歩”という移動手段はポピュラーではないのだ。
命カラガラ歩いていると、ようやく目差すブタキングが見えてきた!やった!やっと労働が報われる!
しかし俺が店に入ろうとしたその刹那、止めた車から降りてきた5人の親子連れグループが俺と券売機の間に滑り込んできたのだった。
間一髪、アウト。
そして券売機の前であーでもない、こーでもないとメニューについて議論を始める始末。
おい、俺はもう心を決めてるんだよ!そんなに悩むんだったら俺を先に入れてくれ!
・・・と言いたいところだったが勿論言わない。
そしてそのグループがタップリと時間をかけてメニューを選び席に着くと、丁度5席あった空席が全て埋まり、俺は店内唯一の並び組へと転落した。
・・・。
前置きが長過ぎた。
しかしこの前置きという名の物語も、ラーメンという世界に組み込まれた重要なファクターのひとつだ。
俺の注文は豚入りラーメン。トッピングは野菜・脂!
ニンニクはデフォで結構な量が乗っかっていた。う~む、今から仕事なんだが、まあいいか。
ニンニク以上に目についたのは豪快に振り掛けかられた背脂の量!こりゃ脂コールは不要だったか!
予想外の展開に若干怯みながらもまずは野菜を掻き分けまずは麺を引きずり出す。
黄色がかった中太のストレート麺はツルツルとした食感、固さは程よい感じで悪くない。
豚はチャーシューの煮汁のようなタレにつけられていた。二郎基準で言えばおとなしめだが、一般的には味もボリュームもまあまあといったところ。
肝心のスープだがダシがあまり感じられず、お湯に味噌を溶いて脂を加えただけという印象を受けた。もうちょいパンチが欲しい。
しかしながら二郎と札幌ラーメンのハイブリッドは、ご当地ならではの必然性が感じられて、旅先で食す一杯としては満足度の高いものであった。
一回行けば充分だけど、一度は行っておきたい。
そんな位置付けの店だった。