サンマ&ドラゴン…7/23太田屋

・初戦…ボウズ@渡辺釣船店
・二戦目…2本@かみや

開幕早々見事なまでに撃沈続きの2011年夏タチウオ。

三度目の正直でスカッとリベンジしたいところで選んだ船宿は金沢八景太田屋。
ここは割りと相性の良い船宿だったりするのだ。


当日若干寝坊してしまい、船宿に着いたのは6時過ぎ。
しかしその時点ではアジ船含めただの一人の客も来ていなかった…。

『おいおい、三度目の正直どころか不戦敗かよ!』
…いざとなったら忠彦丸へ移動せねばなるまい。

ソワソワして待っていると、6時半を過ぎて次々と3名の客が訪れ出船確定!
ホッと胸をなでおろし、ようやくタックルの準備に取り掛かる。
しかし右舷トモに釣座を構えた俺を避けるかのように後から来た3人全員が左舷側へ行ってしまった。
僕ってそんなに人相が悪いのかしら?
まあいいや、左舷貸切でノビノビ釣りをしよう。


定時に出港した第七太田丸、この日の最初のポイントは大貫沖の浅場。
現場は北の強風が吹き荒れ、海は深いウネリが入り、おまけに気温が低くてやたらと寒い!

それでも釣れてくれれば関係ないのだが…。

しかし魚影はまばらなようでタチウオ船団は形成されず船は方々へと散らばり、そして予想通り全くアタリが無い。

困ったな。これは三連敗が濃厚かもしれ
“ドンッ!”
「?」
ん?なんだっけ?
あ、“キタ―――――――!!!”
ネガティブ・モードで“魚が釣れるという”意識が全く無かったのだが、そう言えばタチウオを狙っていたのだった。
しかしドラグが出たりしていやに引きが強いな。
「!!!」
海面に姿を現したタチウオはデカイ、太い、長い!
120センチは悠にありそうな正真正銘のドラゴンだ!
う、しかしアシスト・フックしか掛かってないじゃないか!
抜き上げを躊躇してしまったが抜き上げないことには取り込めない。
覚悟を決めて、ウリャ!
“ポロッ…”
「…。」
最近このパターンが多い、涙の海面バラシ!
一般に「逃がした魚はデカイ」という皮肉がありますが、姿を見てないからこその皮肉な訳で、その大きな姿を見てしまってるだけにこのバラシは悔やんでも悔やみきれない。

この1本が千載一遇のチャンスだったようでその後はアタリすらなく時間が過ぎ去っていく。

9時過ぎ、第二海堡に大きな反応が出たという情報が入り船は全速力で北上開始!
第七太田丸の後からも続々とタチウオ船が集まり、程無く大きな船団が形成された!

良い兆候だ。
高まる期待、そして
“ドンッ!”
「ヒット!」
一気に巻き上げて今度は躊躇うことなく引っこ抜く。
指4本90センチというところだろうか?
とりあえずホッとした。

さてその後は活発とは言えないまでも時折アタリは出るのだが、どうも食いが浅いようでフッキングしないか、したとしても巻き上げ途中でバレてばかり。
かなりストレスの溜まる展開になってきた。

アタリが出るということはジグのチョイスと誘いは合っているということ。
試しにフックのサイズを落としたり、4本針に変えたりと試してみるも、全く効果がない。

15回ぐらいはアタリがあり、その半分以上はフッキングした。
しかし沖上がりの時刻までに俺のクーラーに収まったタチウオは僅か4本だけであった。

…完敗。

【釣果】
7時15分出船、14時30分沖揚がり
タチウオ4本

【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号、リーダー:フロロ6号、先糸フロロ40lb

【本日の総括】
ああ、またしてもやっちまった。
何故にこんなにバラすのか?

しかし沖上がりの際に船長に聞くと右舷の3人の釣果は0,1,1。
船全体で6本しか上がらなかったそうだ。
そうか、皆苦労してたんだ!

長さは大したことないが、腹が分厚く指5本半あるようなナイス・サイズと、指2本半のサンマ・サイズが釣れ、少ないながらもバラエティに富んだ釣果となった。

東京湾夏タチウオは一体いつになったら本格化するのだろうか?

次回は釣果が安定してから出撃するとしよう。
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