2011東京湾真鯛初戦・・・5/4野毛屋

2011年初フグ釣りの次に狙いを定めたのは2011年初真鯛釣り。

そんな訳でフル稼動のローテーション・ピッチャーのように中4日でまたまた金沢八景・野毛屋へGO!

今回はタイラバ・タックルの他にスピニング・タックルも持参。
タイラバで1枚釣れたら一つテンヤもやってみようという寸法だ!

宿に着くと先行者は3人。四隅で空いていた左舷ミヨシの釣座札を取り、出船を待つ。

定刻に出船した第二忠丸、朝の下げ潮で狙うは旧第三海保。
水深は40m前後と浅い。

潮の流れは速い。
しかし上から下まで非常に真っ直ぐな潮で底ダチが取りやすい。
潮色もいい感じに濁りが入っている。
つまりはいかにも釣れそうな雰囲気がムンムン漂っているのだが・・・。

釣れない。
外道のアタリすらもない。

ジグに触れる生物といえばクラゲだけである。
結局下げ潮の時間帯は船中塩焼きサイズが1枚上がったのみであった。

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天気は最高!

上げ潮に変わると、船は大根に移動した。
そして北寄りだった風も潮変わりと共に南西風に変わり、風と潮の相乗効果で船は結構な勢いで流される。

つまりはいかにも釣れそうな雰囲気がムンムン漂っているのだが・・・。

全く釣れないまま沖上がり定刻の3時を迎えた。

この後は第二忠丸定番の延長戦に突入。
ポイントは朝と同じ第三海保。

しかしタイラバには付き物だけど、1日を通して只の一度もアタリが無い釣りというのはいささか堪える。
折角の休日に超早起きをして、高速道路をかっ飛ばし、1万円もの乗船料を払い、結果アタリすらない。
どう考えてもマゾヒズムの極地である。
一般的に言って真性の変態である。
『いったい俺は何をやっているのだろう?』とつい自問してしまうことになる。

しかし一つだけ間違いなく言える事は、諦めたら絶対に真鯛は釣れないということだ。
そして諦めずに釣った1枚は、日常生活では決して味わう事の出来ない程の凄まじい喜びをもたらせてくれる。
全く、なんて厄介なモンにはまってしまったのだろう?
しかしこの無限ループから逃れる手立てを俺は知らない。知りたくもない。

3時50分、右舷大ドモでテンヤからタイラバに変えたアングラーが3kg弱の綺麗なメスを釣った。

そしてその直後に沖上がりとなった。

初戦完敗。

まあいいや(よくないけど)。
開幕したばかりのシーズン、先は長いのだ。
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【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり

【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号

【本日の総括】
そんな訳でスピニング・タックルの出番はこの日はなかった。

午前中の下げ潮では北風、午後の上げ潮では南西風となった為に常にトモ側が潮先となり、釣座としてミヨシは不利となった面もあったけど、船中2枚じゃ仕方ないかな。

後から知ったのだがこの日は水温が急に下がった為に鯛の活性が低かったようだ。


何事からも学ぶ姿勢で臨めば、ボウズの釣りにだって価値がある。
忍耐力と集中力の鍛練には役立ったはずだし、本命との邂逅がいかに貴重で有り難いことか、という謙虚さと感謝の気持ちをリマインドさせてくれたりもする。

次の大潮も当然真鯛を狙うつもりだ。
いかにそれが変態的な行為であろうとも。