復活…蒲田「つけ麺銀四郎」

震災に伴う交通の乱れと不安定な電力供給の影響で、会社から“仕事の都合がつけば極力自宅待機せよ”との御達示があった。

そんな訳で水曜日は出社を自粛したが、かといって日がな一日家に篭っているわけにもいかず、買い物がてら蒲田へ出掛けた。

ついでにメシでも食おうと、駅ビルグランデュオにある六厘舎インスパイア系の「つけ麺銀四郎」へ行ってみると・・・。

「!!!」

秋の限定メニューとして一時期ラインナップされていたものの、ついに食べる事が叶わなかった二郎インスパイアつけ麺、その名も“銀二郎”が復活してるじゃないか!

迷う事なく“銀二郎”を注文、ついでに瓶ビールもオーダーしてチビチビやりながら出来上がりを待つ。
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つけ麺銀四郎のビールはエビスの中瓶で、おつまみにメンマが付いてくる。
個人的に、ビールに手を抜かないラーメン屋というのはそれだけで点が甘くなってしまう。
ラーメンの出来上がりを待ちながら飲むビールって本当に美味しいのだ。

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これが噂の“銀二郎”。

二郎インスパイアを名乗るにしては大人し目の野菜の盛りと豚の大きさ、更に野菜マシは100円マシという時点で二郎スピリットを継承しているとは言い難いが、カエシの醤油は確かにカネシっぽい風味でそれなりに旨い。

完食してスープ割を頼むと、ポットに入った柚子風味のいつものスープが出てきた。
この柚子風味、豚骨魚介Wスープにはバッチリ合うのだが、銀二郎のスープとのマッチングは微妙な感じがした。

やはり銀四郎に来たなら、レギュラー・メニューのつけ麺を頼んだ方が良さそうだ。


帰りにドンキホーテを覗くと、トイレットペーパーが入荷したらしく群集が殺伐とした空気を放っていた。
幸運にも自宅にはトイレットペーパーもティッシュペーパーも潤沢に在庫がある。この狂喜の集団に自分が加わらなくて済む幸運を少しだけ感謝しながら、必要な食品だけを買い求めて家路を急いだ。

オイルショックの時はまだ幼く、実体験としての記憶は持たないが、この高度情報化社会においても集団心理は昭和40年代と何等変わらないというのは、人間の本質が変わらないからなのだろうか?いささかショッキングな光景だった。
いずれにせよ、何が正しくて何が正しくないか自分でしっかり判断出来るように冷静でいる努力をしなくてはいけないと思った。
リスクに敏感でなければいけないが、多数決が常に正しいとは限らないのだ。