カワハギ最終船・・・1/30羽田かみや

タチウオ・デビュー戦でボウズを喰らってしまった友人(仮にA君)のリベンジ戦に好漁が続く沼津の夜タチウオ船を予約していた1/29土曜日、しかしシケの為当日の昼過ぎにあえなく出船中止が決まったのだった。

船にあぶれた我々は協議の末翌日曜日に揃って羽田かみやのカワハギ船に乗ることにした。

羽田かみやのカワハギ船はこの日が今期最終船。
そういえば前週は川崎中山丸のタチウオ最終船に乗船して撃沈したし、巡り会わせ的に最終船と縁がある今日この頃である。

前日は0~5枚、前々日は0~4枚と貧果が続いたことで客はガラガラ、今期最終船は僅か7人での出船となった。

羽田から竹岡までは1時間10分程の航程だが、前夜大島では20mを超える西の暴風が吹き荒れた名残で海は深いウネリを伴っており船はどったんばったん。なかなかタフな釣りになりそうである。

そして長い航海の末に現着してみれば10m程の北西風が吹いていて海は荒れ模様でそのうえ風が冷たくて目茶苦茶寒い!
手がかじかんで餌のアサリが上手く付けられない程だ。
なんとか餌付けて仕掛けを落とすと、随分深いところまで落ちて行く仕掛けがハッキリ見える。潮が妙に澄んでいるなあ。船長に聞けば水温も前日より3度も高いらしい。
こりゃちょっとはカワハギの活性も上がるかな?

“コンコンコンコン!”

突然金属的なカワハギのアタリ、ゆっくり聞き上げて巻きはじめる。こりゃ本命だ!
しかし巻き上げ途中で無念のバラシ・・・。

・・・。

まあバラシはしたが、開始早々アタリがあったということは今日は活性高いのかも!

・・・。

その後もポツポツとアタリはあるのだが、いっこうに針掛かりしない。
周りをみても釣れてくるのはワッペン・サイズが多いようだ。

どうやら活性が上がっているのはワッペンばかりらしい。

10時頃から海は急速に凪てきた。
が、北西だった風が南になったり東になったりと定まらず船はクルクル状態。
おまけに遥か彼方には異様に低く垂れ込めた不吉な雲が見える。

案の定というか昼過ぎに不吉な雲が竹岡沖まで到達し、陽射しが完全に遮られて寒くなってきた。
このうえ雨まで降ってきたら最悪だな、と思っていたら、降り始めたのは雨ではなく雪だった・・・。

さみ-----------。

身も心も釣果も寒い。

最後の流しで朝一同様に巻き上げ途中で本命をバラシ、俺3枚、友人(仮にA君)4枚という大撃沈で沖上がりとなった。
イメージ 1

羽田に向けて帰港途中、第一海保を超えたところで雪雲を抜けた。

【釣果】
7時30分出船、14時40分沖揚がり
カワハギ3枚(外道トラギス、ベラ)

【タックル】
ロッド:TRANSEAカワハギ175タタキH
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1号

【本日の総括】
前半シケ、後半雪、コンディションはかなりタフでおまけに魚も釣れないし、我ながら物好きだなぁ、と自嘲気味に思った。
これでハナダイボウズ、タチウオ1本に続き3週続けてしょっぱい釣りをやってしまった。

負の連鎖である。

週末の釣りが冴えないと、翌週の仕事も冴えず、生産性が上がらない。

正に負の連鎖である。

この流れを断ち切る為には、釣れてる釣りモノを釣りに行くしかないのか?

二人合わせて7枚しか釣れなかった獲物は、我が家で薄造りとハギチリ鍋にして食べた。
何しろ数が足りないので少しのアラも無駄にはせず、時間をかけて丁寧にダシを取ったら思いの外旨かった。

来期こそは釣れてる時期にもっとカワハギをやろうと思ったが、そういえば去年も一昨年も同じことを思ったような気がする。

この釣りに関しては技術も心構えも全くもって進歩がなくて嫌になるなあ…。