2011年初釣り・・・1/2野毛屋

2011年の初釣りは昨年同様に常宿・野毛屋のアオリ船をチョイス。
実は暮れも押し迫った頃に、つり丸でライターをされているエキスパートのcalmさんに「1/2に野毛屋のアオリ船の取材が入ったので」とお誘いを頂いたのだ。

5時40分過ぎに船宿に到着してみれば既にcalmさんは到着されており、俺の釣座を確保して下さっていた。
更にこの日はcalmさんのtwitter仲間のonikasagoさんとhinoさんという女性アングラー2名、そしてつり丸誌で沖釣り図解の連載をお持ちのいぬいたかし画伯も取材の為同船ということで船上はかなり賑やかになった。
左舷ミヨシ二番手に俺、右舷ミヨシからhinoさん、onikasagoさん、calmさん、そして釣方取材のいぬいさんはキャプテン勇治の隣というフォーメーションだ。

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第二忠丸から望むご来光

出船前に社長が各船に御神酒をかける初釣りながらの儀式を行った後、8人の釣客と2人の取材陣、更に中乗りエストシ君(仮名)と総勢11名を乗せて定時をやや遅れて2011年初出港した第二忠丸は一路竹岡沖を目指した。
この日は竹岡を基点に下浦、久里浜、鴨居と探るコース取り。指示タナも10m~45mと多彩だ。

朝の内はトロトロの落と潮が残っていて、この時間帯は左右大トモの独壇場。
まあ潮も変わればチャンスもあるでしょう。
と気楽に構えてしゃくっていたのだが・・・。

・・・。

9時半の潮止まりから実に2時間ぐらい船中誰の竿も曲がらない沈黙の時間帯が訪れた。

何しろ3日前の2010年釣り納めで屈辱の丸ボウズを喰らったばかりの俺、その深い深い心の傷口からはまだ鮮血が流れている状態なので、必要以上に悲観的になってしまい「今日もボウズだったりして・・・」と妙に弱気に。

しかし好調が続く今シーズンの東京湾アオリ、そんな心配は全くの杞憂であった。
根の際をピンポイントで流す作戦だったらしいのだが、固まっているところにはアオリが相当いるようで、誰かの竿が曲がると2人、3人と連続ヒットといった場面が度々訪れた。
圧巻は1ヶ所で9人連続ヒットという離れ業まで!

俺も乗り遅れることなくなんとか4杯ゲット。
しかし1kg級は1杯だけで、残り3杯は4~500gとこの時期にしてはかなり小さめだった。

この日は時合いというかイカが乗る場所乗らない場所がいつも以上にはっきりと分かれており、俺が釣った4杯いずれも船内誰かしらと同時ヒットであり、一人だけ竿を曲げるシーンは皆無であった。
更にエギの色も全く関係なく、オレンジ、暗色、ナチュラル・カラーと場所さえはまればどんなエギにもイカは乗ってきた。
一方で乗らない場所ではどんなエギを使っても全く乗らず、なんとなくしっくり来ないというか達成感の少ない釣行といった内容に。
まあでも縁起物みたいな初釣りで4杯釣れれば上出来かな?

朝のうちは北風がちょっと冷たかったけど昼頃からはポカポカ陽気の良い凪に。
正に初釣りに相応しい絶好の釣り日和であった。
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取材に奔走されていたcalmさんも13時半過ぎに1キロ・オーバーの良型をゲット、この瞬間船中全員が型を見て船は余裕の14時早上がりとなった。


【釣果】
7時15分出船、14時沖揚がり
アオリイカ4杯

【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:スピードマスター201
ライン:PE2号、ハリス:フロロ5号

【ヒット・ルアー】
YAMASHITAエギ王QLIVEキュウセン3.5号他

【本日の総括】
頭の中がクエスチョン・マークで一杯になるような釣りだったけど、初釣りで4杯釣れたし、最高の陽気だったし、ツイッター仲間も増えたし、満足満足。

今年も野毛屋で記憶に残るような釣りが出来たらいいな。
やはり数釣りでなく、ドラマティックな釣りがこの船宿にはよく似合うと思うのだ。


さて釣った獲物は実家に持ち込み、両親と妹一家に刺身とエンペラ&ゲソ&チンゲンサイオイスターソース炒めを作って振る舞った。
今までに何度もアオリイカのおすそ分けをしていたのだが、彼等は薄皮を剥いたつもりで実は内側の薄皮を今まで全く剥いていなかった事が判明した。
どうやらアオリというのはパリっとした歯ごたえのあるイカだと思っていたらしい。
きちんと捌けばネットリとした食感と甘味を楽しめる事が伝えられて、これもまた良かった。

2011年、とりあえず出足は好調だ!