THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT・・・本郷「もつ焼きじんちゃん」

矛盾と寝るのがサラリーマンという職業。
その通り。

しかし矛盾と向き合い過ぎるとやりきれなくなってしまうこともある。

そういう時は旨いもん食って飲んで、切り替えるに限る。

本郷三丁目の「もつ焼きじんちゃん」は今年出会った飲み屋(というかもつ焼き屋)の中でも最高に部類される店である。
赤羽「米山」や東十条「埼玉屋」のように行列が出来る訳ではないが、供される肉のクオリティはそれら名店に勝るとも劣らない。
テレビも無いしマスターは寡黙だし、徹底的に気を抜いてカウンターにボーッと座って入れば美味しいものがどんどん出て来る。
ビールは赤星だし焼酎はキンミヤだしおまけに俺の大好きなコダマ飲料のバイスまである。キンミヤのバイス割りが飲める店って実は貴重だ。

イメージ 1

赤星、煮込み、レバ刺、アブラ刺。

刺身と煮込みでビール飲んで、焼き物と一緒にバイスを飲む。
至福である。

家に食事があるからちょいと一杯のつもりだったのだが気が付くと刺身2本に焼き物5本、煮込みに瓶ビールにバイス2杯飲んで締めて2130円。
割とイイカンジに飲んで食ってしまった。
こういう酒飲みのメンタリティーは、植木等の時代から変わらないのかもしれない。

さて、この翌日からは怒涛の忘年会ラッシュが始まることになっている。
ここまで沢山の忘年会がある年も珍しいってぐらい忘年会の嵐である。

2010年は主に悪い意味で一生忘れ得ぬ年となったし、飲んで飲んで全て忘れてしまおう。

来年は岐路に立つ年になりそうである。
分かれた先が何処へ向かうのかは俺にもわからない。
今はせめて進まなければならない道が険しく無いことを、そしてその道の辿り着く先が間違った場所でないことを祈るのみである。

それでも迷ってしまったならば、またこの店に来ればいいのだ。