屈辱・・・12/19羽田かみや

我が釣り友DDVセンパイとの釣り納めは羽田かみやのカワハギ船をチョイス。

肝パンのカワハギ釣って刺身と鍋を食いたい、という釣欲より食欲が優先された大人の選択だ。


前日の釣果がイマイチ冴えなかったせいか客は少なめ、左舷ミヨシにDDVセンパイ、二番手に俺という並び、そして最終的に総勢11名での出船となった。このぐらいの人数だとストレス無く釣りが出来る。

湾奥の羽田から竹岡までは約1時間の航程。12月の空気はピリッと冷たいが凍えるという程でもなく、我々はキャビンには入らず船上で風に吹かれながらクルーズを楽しんだ。

現着してみれば前回乗船時に比べるとカワハギ船団の規模は随分と小さくなっていた。
一時期のフィーバーは過ぎ去ったのかもしれない。

周辺を暫く探索した後、船団から西に離れた場所からスタート。
水深は25m程、潮流れは緩くて仕掛けは真下に落ちる。

叩いて止めると“コンコンッ!”っとアタリ、そのままキキアワセると紛うかたなきカワハギの引き味!

20センチ程度のサイズであったが幸先が良い。

続く流しでも同様のサイズを続けざまにキャッチ、こりゃ爆釣か?食べきれない程釣れちゃったらどうしようなどと要らぬ心配をしていたら、それから全く釣れなくなってしまった…。
本当に毎度のことながら要らぬ心配などするものではない。

前回にはまったタタキ・タルマセがこの日は全く機能しない。
そして食いが浅いようでアタリが続かず、なかなか針掛かりさせることが出来ない。

こうやって悩み始めると出口の無い迷宮に迷い込んでしまうのがこの釣りの恐ろしいところ、俺は針の形状を色々変えたり、ハリスの長さを変えてみたりとあれやこれや試すうちに完全に己を見失った。

そしてお隣のDDVセンパイも完全に迷宮入りしているようで、あの手この手をお試しだが全く釣れないでいた。
そして冷静に周りを見渡すと、どう考えてもこの左舷ミヨシの2人だけが全く釣れていたいのだった。
そうか、すっかり忘れていたけれどこれがW本厄による負のツインパワーってヤツなのだな。

…。

…。

魚は釣れぬまま時間だけが虚しく過ぎてゆく。
我々の口数も減る一方である。

DDVセンパイが遂に初の獲物を仕留めたのは実に午後1時頃のことであった。

そして俺が忘れかけた頃に3枚目を釣り上げたのは2枚目釣ってから4時間半後の13時半頃であった。
色々試行錯誤した後に結局1番最初のセッティングに戻した直後に釣れ、気分は非常に複雑であったが・・・。

結局仲良く4枚ずつでタイムアップ。
4枚という我々の釣果は同船の小学生にも劣る断トツのスソであった。
イメージ 1


【釣果】
7時30分出船、14時40分沖揚がり
カワハギ4枚(外道トラギス、ベラ、キュウセン)

【タックル】
ロッド:TRANSEAカワハギ175タタキH
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1号

【本日の総括】
完敗。

船長の話では後半カワハギが上ずって宙層で釣れていたそうで、状況に応じた釣りが出来るか否かが勝敗を分けたようだ。
それ以前に自分のスタイルが身についていないことも問題なのだが…。

僅か4枚のカワハギでは今宵の食卓は寂しくなりそうだなあと思っていたら、20枚釣った竿頭の方が哀れな我々に5枚ずつカワハギのお裾分けをして下さった。お陰で旨い鍋にありつけました。ありがとうございます!

今年も残り僅かであるが、なんとか年内にリベンジしないと気持ち良く年を越せないような気がする。
しかし返り討ちにあって更にドンヨリした気分で年を越すことになってしまうかもしれないのだが…。