選挙・つけ麺・休日出勤

7月11日は参議院選挙の投開票日だったので、清き一票を投じてきた。

別に政治的な思想や、特定政党を支持するようなイデオロギーも宗教的信仰も持ち合わせない俺だが、「今よりはほんの少しでも良くなるかもしれない」という叶う見込の殆ど無い希望と、おかしな法案に「ノー」と言う資格を得る為に国政選挙だけは欠かした事がない。

政党による縦割りと、知名度頼りのタレント候補、いつもながらの参議院選挙でウンザリしなくもないが、それでも相対的に良いと思われるものを探す努力はそれなりに大事だと思うのだ。
あ、別にタレント候補を全否定するつもりは毛頭ない。俺が嫌なのはタレント候補そのものではなく、タレント候補を担ぎ出す側の「大衆を愚弄している感」なのだ。

それでも蓮舫が最多得票数を記録したり、谷亮子が開票早々に当確が出たりというようなニュースを聞くと、やはり違和感を感じずにはいられない。

一方で当選確実と見られていた岡部まりを筆頭に、何人ものタレント候補が落選したが、こういう報をみると「日本も捨てたもんじゃないな。」と何故か思ってしまうのだ。

ところで選挙にまつわる違和感と言えば、タレント候補云々以上に投票所の職員の言葉遣いが気になって仕方がなかった。あれって役所の人なのか臨時のバイトなのかは知らないけれど、誰もが投票に来た有権者に対して「ご苦労様。」と声を掛けていた。
俺も何人もの職員に「ご苦労様。」と声を掛けられた訳だが、一々違和感を感じずにはいられなかった。

ご苦労様?

俺の認識が間違っていなければ、“ご苦労様”という言葉は目上の人間が目下の人間にかける労いの言葉であるはずだ。
権利行使の為に投票所を訪れた有権者は、職員が上から労いの言葉をかけてやるような対象なのだろうか?

恐らく各職員は何も考えずに義務的かつ機械的に「ご苦労様。」と声を掛けているだけであろうから、こちらも腹を立てたりはしないけど、本質的に感じる違和感だけはどうしても拭えなかった。

時代と共に言葉は変わるものだし、自然に生じた変化を選ぶ事など出来ない訳だから、気にしたって仕方がないことなのでかも知れないけれど、そういえば最近他人の言葉遣いに違和感を感じる事が増えているような気もする。

例えば一部の若手社員が社内の書類や報告書等で自社の事を「弊社」と記述しているのも最近やたらと気になる。身内に謙譲語を使うのっておかしくないのかい?


…なんて細かい事がイチイチ気になるようになったら頑固オヤジ・偏屈オヤジの仲間入りということかね?


とりあえず投票を終えた俺は蒲田へ向かい、つけ麺銀四郎で遅目の昼食を摂ることにした。

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つけ麺・中盛り。

久し振りに開花楼製の極太麺を食ったが、相変わらず旨かった。いや、むしろ予想以上に旨かった。
最近個人的な理由でラーメンの類を控えているので、余計に旨く感じたのかも知れない。


そして食事を終えると休日出勤の為に横浜へ、釣りでもないのに横浜へと向かったのだった。


こうしてまた無為に一日が過ぎて行く。