天国への階段・・・渋谷富士屋本店

18時に渋谷で仕事終えた。

その日は梅雨の中休みで東京地方は30度まで気温が上がり、汗もかいたし喉も渇いた。

身体が激しくビールを求めていたので、俺は迷う事なくステアウェイ・トゥ・ヘヴンを駆け降り富士屋本店へGO!

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瓶ビール、はんぺんチーズ揚げ、なすみそ、このボリュームで僅か950円、デフレ時代にあっても尚際立つコスト・パフォーマンスとクオリティ、これぞ本物の凄みだ。

見るともなく店のテレビを見ていると、少年が友人の足を縛りタイヤのオモリを付けて海に突き落として死なせた、というようなニュースが流れていた。
全く訳がわからないニュースだった。
しかし気が滅入っている時に限ってますます気が滅入るようなニュースが入ってくる。
人生にはこういう悪循環が至るところに溢れているような気がする。

瓶ビール450円を追加して、30分程の滞在で店を出た。

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店を出ると夏至を迎えたばかりの東京はまだ余裕で明るかった。
明るさの残る街をほろ酔い加減で歩いていると、何故だか感傷的な気分になる。
夏の記憶は幼少時代と分かち難く結び付いているから、失ったものの大きさを否応なく意識させられるのかもしれない。

ネガティブな気分を振り払い前を向くと、とりあえず俺は馴染みの釣具店へラバージグを買いに行った。

そろそろ鯛釣らなくちゃね。