野毛遠征

時刻はまだ4時であったが、これ以上会社に居てもやるべきことが無かったので、適当な行き先をホワイトボードに書き込むと俺は会社を出た。

気分を変えたかったし、普段行かない所へ行ってみたい。

京浜東北線南行電車に揺られること約40分、桜木町で降りた俺が向かったのは横浜の歓楽街・野毛だ。

目当ての店、福田フライの前でふと財布を見ると1万円札しか入っていなかったので、俺は入店することなくコンビニまで歩き、9000円、すなわち9枚の1000円札をATMで下ろした。
なんとなく立ち飲み屋の会計を1万円札で払うことは不粋なような気がするものですから…。


久々に訪問した福田フライは当然の如く混んでいた。
マッタク、こんな早い時間から酒飲んでる輩ってどういう人種なんだよ!?って人のこと言えないんですけどね、エヘヘ。

俺は狭い通路を通ってカウンターの一番奥に釣座を構え、まずは生ビールをオーダー。

人心地ついたところで枝豆と白モツの辛いソースをもらう。
最近揚げ物離れが激しい俺が「福田フライ」に来たのは、この“白モツ辛いソース”を食う為と言っても過言ではないのだ。

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旨い!ニンニクと唐辛子の効いた辛いソースは絶品だ!

チュウハイをお代わりし、適度に満足したらお会計。
ションベン横丁やゴールデン街では一つの店に長居するのではなくドンドンはしごすることが推奨される。野毛だって同じ匂いがするわけです、やっぱり。

ほろ酔い気分で街を散策すると、魅力的な店がそこかしこにある訳でテンションが上がる。

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うわあ~、水槽の中のイカ、全部アオリちゃんだ!!!

都橋商店街までブラブラ歩いて行ったのだが、店を決めかねていた。そこで胃袋の欲求に素直に耳を傾けてみたら「餃子!」という声が聞こえてきたので、日本で初めて焼き餃子出した店というフレコミの「萬里」へと逆戻り。この店は福田フライのすぐ近くなのです。

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オーソドックスに瓶ビールと餃子で攻めてみた。

餃子はいたって普通であったが、政治的理念とは異なり俺は餃子に対しては非常にコンサバティブ(I'm just kidding)なので、これでいいのだ。

もう少し街をウロウロしたい気分ではあったが、俺は自分の感情が制御出来ている内に帰る必要性を感じ、萬里を出ると桜木町へ向かった。

出口がみつからないし乗り越え方がわからない。
それでも前に進むしかないのだ。
(タイラバから学んだこと)