嵐の中のタイラバ・・・11/14トレードウインズ
雨と強風の予報が出ていたが、船は6名の客を乗せて予定通り5時30分に出港した。
1時間程で海保~観音崎のポイントに到着。
しかし、最初のポイントは船長にとって何かが気に入らなかったようで、ものの数分で撤収、やや移動して浦賀4番ブイ近辺で再開した。
すると直後から予想だにしない恐ろしいことが始まったのだった…。
「あたった!」
「バレタ!」
「あたった!」
「掛からない!」
「バレタ!」
「あたった!」
「掛からない!」
・・・。
なんなんだ、このカワハギ釣り並みのアタリの多さは!?
殆どが所謂“塩焼きサイズ”のようだが、兎にも角にも真鯛の猛攻が始まった!
魚群探知機を見ながら池田船長も「うわ!9mまでジグを追いかけた!」とか、「うわあ!4枚ぐらいいっぺんについてきてますよ!」と興奮気味に解説してくれる!
そして誰かの竿がしなる度にタモを持って走り回る。
バラシが多いものの1kg~2kgサイズ、そしてホウボウまで上がってきた。
ご多分に漏れず、俺の竿にもアタリがあるが、針掛かりに至らない。
しかし遂に、
ゴンッ!
「キタアアアアア~~~~!」
本日3度目のアタリがようやくフッキング!ゴンゴンゴンと突っ込むような引き味、これは間違いなく鯛だ!でも型は大きくはなさそう。まあ刺身で食うならコレぐらいのサイズが丁度良いかな~と気の早いことを考えてたら…
フッ!
「バレタ!」
20m以上巻けたので完全に捕ったと思ったのだが、あえなくバレテしまった。
ゴンッ!
「キタアアアアア~~~~!」
本日3度目のアタリがようやくフッキング!ゴンゴンゴンと突っ込むような引き味、これは間違いなく鯛だ!でも型は大きくはなさそう。まあ刺身で食うならコレぐらいのサイズが丁度良いかな~と気の早いことを考えてたら…
フッ!
「バレタ!」
20m以上巻けたので完全に捕ったと思ったのだが、あえなくバレテしまった。
しかし船上ではまだフィーヴァーが続いている!俺もすぐさま戦線復帰だ!
数分の後…。
コンコンコン!
「!」
着底して巻き始めた瞬間アタリがきた。
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
「!」
着底して巻き始めた瞬間アタリがきた。
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
コンコンコン!
「…。」
アタリは消えないがフッキングしない。
すると俺の心を見透かしたかのように「それ小さいのが掛かってるよ!」と池田船長。
すると俺の心を見透かしたかのように「それ小さいのが掛かってるよ!」と池田船長。
「え!トラウトより引かねえぞ、コレ!」
タモを持ってやってきた船長、
「うん、小さいけどその引きは鯛に間違いないね。」
そして海面に現れたのは本当に小さな真鯛だった!
「塩焼きって言うより、泳げタイヤキ君だなあ~。」と船長。
本当に小さいなあ・・・。
タモを持ってやってきた船長、
「うん、小さいけどその引きは鯛に間違いないね。」
そして海面に現れたのは本当に小さな真鯛だった!
「塩焼きって言うより、泳げタイヤキ君だなあ~。」と船長。
本当に小さいなあ・・・。
そして塩焼きで食うならシメずに血抜きした方が旨いと、血抜きの用意までしてくれた。
釣り方のみならず美味しい食べ方までレクチャーしてくれるのもTWの魅力だ!
釣り方のみならず美味しい食べ方までレクチャーしてくれるのもTWの魅力だ!
しかし8時を過ぎた頃、断続的に降っていた雨が集中豪雨に変貌、更に突風が吹き荒れ雷まで鳴り出した!
レインウエアのフードを叩く雨の音で鼓膜が破れそうな程雨脚は熾烈を極め、俺は体勢を立て直すべく一旦キャビンへと退避した。
9時前から上げ潮が流れるし、そうすれば俺の釣り座は潮先になる。
大物釣りのチャンスじゃないか!
レインウエアのフードを叩く雨の音で鼓膜が破れそうな程雨脚は熾烈を極め、俺は体勢を立て直すべく一旦キャビンへと退避した。
9時前から上げ潮が流れるし、そうすれば俺の釣り座は潮先になる。
大物釣りのチャンスじゃないか!
しかし、船長は自宅に電話を入れて気象庁発表の最新予報を確認したところ、雨・風ともに更に強まり夕方まで嵐が続くとの情報を得た。
「う~ん、残念だけど上がった方が良さそうですねえ…。」
と、ここでSTOP FISHING!
と、ここでSTOP FISHING!
6時40分から8時20分まで、実釣1時間40分程の短い釣りになってしまったが、船中8枚、バラシは7枚、アタリは無数という凄まじい結果だった。
う~ん、一日できればとんでもない日になっただろうになあ…。
う~ん、一日できればとんでもない日になっただろうになあ…。
残念!
帰港中のキャビンから。
アタリがこれだけあるタイラバというのも初めての体験で、実釣時間は短かったものの非常にエキサイティングな釣りであったことは間違いない。
次回は晴れて凪になることを望むが・・・。
さて帰宅後、“塩焼きサイズ”と一般に言うものだから、実際に塩焼きを作ってみた。
身がフワフワして旨かった。
捌くのも楽だった。
捌くのも楽だった。
…しかし物足りないなあ。
釣りも食事も満たされない気持ちが残るのである。
このモヤモヤ病は次の大潮で晴らさねばならぬ…。